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なぜ「亀田の柿の種」が宇宙へ行くことになったのか?

開発者が語る特別プロジェクト

2018/01/08
note

わさび味、梅しそ味が宇宙へ行く日は来るのか

――ではもし、宇宙飛行士から「比率を変えて」という要望があったら変えることは……。

佐々木 要望があれば応えたいですね。ただ、条件が変わってしまうので、宇宙日本食にするための試験をやり直す必要があるんですよねえ。

片桐 でも、宇宙飛行士の方が「変えてほしい」と言うのなら、そこはがんばって応

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宇宙感たっぷりの袋

えてほしいなあ(笑)。

佐々木 わかりました、できる限り要望に応えたいと思います。やりがいがありますね(笑)。

――柿の種の他の味(わさび、梅しそなど)や、他の商品を宇宙日本食にする予定はあるのでしょうか。

佐々木 JAXAさんとの話では、他の味についても提案はさせていただいています。宇宙でも味を選べる楽しみになると思いますし、「減塩 亀田の柿の種」についても、興味をもっていただいています。

――この柿の種が、実際に宇宙へ行く時期などは決まっているのでしょうか?

佐々木 昨年の12月17日に金井宣茂宇宙飛行士が宇宙へ行かれましたが、弊社の亀田の柿の種が宇宙日本食としての認証を取れたのが夏だったので、残念ながら今回は間に合いませんでした。ただ、2019年に野口宇宙飛行士が国際宇宙ステーションに行くことが決まりました。ぜひその機会で!

――最後に、今後この柿の種が宇宙に行き、日本人宇宙飛行士が食べることへの期待や、さらに将来への想いなどを伺えればと思います。

佐々木 近い将来、私たちのような一般人も、当たり前のように宇宙へ行ける時代が来ると思います。そんなとき、宇宙旅行に行く人が、おつまみやおやつとして、亀田の柿の種を持って行ってくれる時代になればいいなあ、と思います。

なぜ「亀田の柿の種」が宇宙へ行くことになったのか?

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