文春オンライン

「三笘薫を追い越す選手が出てきてほしい」城彰二が第2次森保ジャパン入りを期待する“激アツJリーガー7人”

Jリーグ30周年シーズン開幕へ

2023/02/17
note

代表入りが期待される選手、注目すべき選手

――昨年、ワールドカップで日本代表の活躍が注目され、サッカー人気が再燃した感があります。それを堅持するには個々の選手の活躍が欠かせません。今年のJリーグで代表入りが期待される選手、注目すべき選手はいますか。

 ロアッソ熊本からガンバ大阪に移籍した杉山(直宏)は左利きのアタッカーでドリブルが得意。持ち味を出していければ、代表入りしてもおかしくはない選手。

ガンバ大阪の杉山直宏(Jリーグ公式ホームページより)

 同じくガンバ大阪の半田(陸)もいい選手ですね。もっと早く他チームに移籍するのかなと思っていたけど、今シーズン、モンテディオ山形からガンバに移籍してきた。パリ五輪代表候補選手でもあるけど、右サイドバックでプレーし、フィード、縦へのスピード、展開力と次の日本代表のサイドバック候補にもなれる選手。

ADVERTISEMENT

ガンバ大阪の半田陸(Jリーグ公式ホームページより)

 あと、広島から鹿島に移籍した藤井(智也)は縦のドリブルが持ち味で、カットインしてからのシュートも得意。鹿島でハマれば代表のインサイドハーフの候補にも入ってくるんじゃないかなと思います。

鹿島アントラーズの藤井智也(Jリーグ公式ホームページより)

――パリ五輪代表候補でFC東京所属の松木玖生も、飛び級で代表に入ってきそうな逸材です。

 松木は、もう海外に行くべきだと思います。昨年、FC東京での試合を見ていて、ボールを取られない強さやボールを取る技術はあるけど、攻撃については前に外国人選手がいるので積極的に絡む感じじゃなかったんです。

FC東京の松木玖生(Jリーグ公式ホームページより)

 でも、松木の持ち味って攻守ともに質の高いプレーができること。攻撃については、前線へのパスの供給や周囲と連携を磨いて相手を崩していくプレーができればもっと怖い選手になれる。ただ、FC東京ではそういう面が出にくい。体の強さもあるし、完成度も高いから海外で揉まれたほうが確実にいい選手になると思います。