やってきました平昌オリンピック、やってきました北朝鮮美女応援団! お隣からはるばる金正恩の妹・金与正!
北朝鮮の今回の行動、新聞各紙はどう反応したか? 開会式翌日(2月11日)の社説を読んでみた。まず「雪解け戦術」と呼んだのは朝日新聞。もっともインパクトがあったのは毎日新聞だ。名づけて、
「平和攻勢」。
東尾修を連想してしまう毎日社説の節回し
北朝鮮が平和を攻勢しちゃう。見慣れない言葉の組み合わせに目を奪われた。毎日は社説の出だしもキャッチー。
《筋の悪いくせ球だ。独裁者のエゴを貫くために計算され尽くした甘い言葉に、惑わされてはいけない。》
「計算され尽くした」投球術は元ライオンズのエース東尾修のようだが、たしかに北朝鮮はくせ球どころかビーンボールも平気で投げてくる。そして今回は一転してチェンジアップ。
北朝鮮の投球術に各紙が心配していたのは韓国の対応である。
《孤立を深める北朝鮮が融和の攻勢に出る意図は明らかだ。北朝鮮を突きはなす米国の側から韓国を引き寄せ、自らの包囲網を崩したいのだろう。》(朝日)
《閉塞状況を打破する突破口として、対話に前向きな文政権に狙いをつけたのだろう。北朝鮮はいま平昌冬季五輪を舞台にした平和攻勢を韓国に仕掛けている。》(毎日)
《北朝鮮は、最も切り崩しやすい韓国に狙いを定めて、3か国の離間を図る。文氏はまんまとはまっているのではないか。》(読売)
《韓国の世論を分裂させ、経済制裁や軍事的圧力をかわす狙いがある。》(東京)
各社説が韓国に注意を促すその姿、何かに似ていると思ったらドリフのコントで「志村、うしろ!うしろ!」と心配そうに叫ぶかつての子供の姿だ。