昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

相澤 洋美
2018/03/13

「がんカミングアウトで悩んだとき、宮迫さんにも相談しました」――はんにゃ川島、腎臓がんを語る#2

はんにゃ・川島章良インタビュー #2

 2016年4月にテレビ番組で腎臓がんを公表してから、自分の気持ちが楽になったという「はんにゃ」の川島章良さん。心配していたマイナス面よりも、「違う扉が開いた」とプラス面が大きかったと語ります。がんを通して、川島さんが気づいたこととは。壮絶な体験を通して学んだ人生の「備え」についても、お聞きしました(前後編インタビュー。#1が公開中です)。

「はんにゃ」の川島章良さん

笑ってもらえなくなるんじゃないかという不安があった

──手術後の2015年2月にご結婚されて、すぐにお仕事にも復帰されていますが、最初はがんを周囲にも隠していたんですよね。

川島 がんがマイナス要因になって、笑ってもらえなくなるんじゃないかという不安があったんです。がんを経験された先輩の宮迫(博之)さんに相談したら「言わない方がええんちゃうか」と言われて、ああやっぱり、誰にも言わず隠しておこうと思ったんです。

 でも僕、ぽっこりしたお腹を見せるのがネタだったので、手術の傷跡のせいでそれができなくなると、周囲にも迷惑かけちゃうんですよ。あるお笑いライブで、お腹が出せずに気まずい雰囲気になってしまったことがあって、その時ご一緒した品川庄司の庄司さんに「今までお腹出してるやつができなくなるのは、言っといてもらわなきゃダメだよ」と言われて、それもそうだよな、と……。

 

──それで、がんを公表しようと?

川島 もちろん、それもありました。でも、僕がカミングアウトすることで、みんなに健康診断の大切さとか、保険とか考えるきっかけにしてほしかったという思いも大きかったです。僕自身、定期的な健康診断にも行かなければ、保険にも入っていなくて。だいぶ苦労したんで、そういうの大事だよ、って伝えたかったんですよね。

がんの公表後、あの芸人もいち早く健康診断に

──芸人さんは「忙しいのが落ち着いてから」「今健康だから後で」という感じで、健康診断はつい後回しになりがちなのでしょうか。

川島 というよりは、「若いから平気」って何の根拠もなく僕も思ってましたけど、「それ間違いだよ」って伝えたかったんです。若くてもがんになることもあるし、早期発見のために、健康診断って重要だよって。だから、がんを公表した後、吉本の芸人たちが、めっちゃ健康診断行ったと聞いて、嬉しかったですね。NON STYLEの井上さんがいち早く行ったというのも聞きました。

この記事の画像