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ダンサー目線で見た、オリックス西勇輝の抜群の「牽制のキレ」

文春野球コラム オープン戦2018

2018/03/05
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オリックス・バファローズ投手陣の高い守備力

 そこで我らがオリックス・バファローズの投手陣である。実はオリックス・バファローズの投手陣には守備が上手い投手が多いのだ。中でも西勇輝投手、松葉貴大投手、山岡泰輔投手等は実際に球場で見ていてとても上手いなと感心させられる。

 例えば西勇輝投手はフィールディングだけでなく、牽制も上手い。とてもスピードがあり、無駄のない動きをしている。そう「牽制のキレ」の良さが抜群なのである。余談ではあるが、某テレビ番組で『2017年一塁けん制スピードランキング』が取り上げられていたが、一塁への牽制スピードは0.96秒と堂々12球団中トップであった。実は私の中学時代に衝撃的な牽制タッチアウトで魅せてくれた投手は涌井秀章投手(現・千葉ロッテマリーンズ)であったのだが、その涌井投手でも0.98秒の2位。その涌井投手よりも西投手に軍配があがったのだ。

西勇輝投手 ©文藝春秋

 オリ姫(皆さんご存知、オリックス・バファローズファンの女子)の中でもマニアックな視点?で牽制に注目している私からすると、とてもとても喜ばしいことである。しかも『投手けん制刺数ランキング(2008~17)』でも西投手は刺数20で1位! 今や押しも押されもせぬ「守備力No.1投手」といっても過言ではないだろう。

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「ランナーが出てから、牽制で刺される」そんなプレーは相手チームに与える精神的ダメージが異常に大きいような気がするのは私だけではないだろう。逆に自チームが、牽制アウトになどなろうものならテンションの下がり方は尋常ではない。それほど牽制でアウトが取れるというのは大きな強みなのだ。2018年シーズンはオリックス・バファローズ投手陣の守備に期待して観戦されてみてはいかがだろうか。特に投手の「牽制のキレの良さ」に注目である。

 

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