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政治家を「先生」と呼ぶ記者にビックリ、さらに驚いた瞬間も…二階元幹事長の「不出馬会見」で気になった“場の空気”

2024/04/02
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《義理人情の人を続けるのは楽ではないだろう。何かとお金もかかる、と想像する》

《義理人情に厚い親分としては政治責任を取ると言わざるを得ない場面である》

《不本意な姿の幕引きも安倍派の政敵を封じ込めるための演出に生かしたのかもしれない。それが分からないのかと言いたかったのか、会見で85歳という年齢の影響を問われて「ばかやろう」とつぶやいた》

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説明責任より義理人情がお好き?

 そして、

《昭和の空気をまとう政治家には住みにくい世間になった》

 とも書いていた。政治とカネの説明責任より義理人情がお好きなよう。そういえばこのコラムは昨秋の馳浩知事の五輪機密費発言の際に、

《「機密」を口にしたら身も蓋もない。触れない方がいいことには触らない。伏せておくことは、しゃべらない。それで世の中は成り立つ。》(2023年11月22日)

 と、およそ言論機関とは思えないことを書いていたっけ。自分も権力側という視点だった。森喜朗先生と仲の良い新聞だけある。二階先生、次回は北國新聞がある石川県から出馬したらどうですか。

政治家を「先生」と呼ぶ記者にビックリ、さらに驚いた瞬間も…二階元幹事長の「不出馬会見」で気になった“場の空気”

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