「数日後、弁護士を通じて、準備にかかった費用の損害賠償として約1400万円を請求されました。口約束で正式に書面で契約を結んだ訳でもないですし、1カ月足らずのうちにそこまでの損害が出たとは思えません。また、3月分の家賃が滞納されています」(同前)
そして、2月28日、「avity代官山」のホームページで、3月末での一時営業終了が告知されたのだ。熟女グラドルと大家の間でどんな行き違いがあったのか。中島に聞いた。
スタジオは閉めるが、物件は今後も継続して借りる予定
――飲食店開業は中島さんの希望?
「昨年末に取締役を辞任しているので、経営には関わっていません。新しいオーナーの意向だと思います」
――大家に損害賠償を請求している?
「何も聞いていないです」
――3月末に退去する?
「スタジオは閉めますけど、物件自体は今後も継続して借りると聞いてます。私に経営権はないので、全て新オーナーのXさんに任せてあります。詳しくは彼に聞いてみてください」
違約金を家賃で相殺するため、3月分の家賃が未払いだった
そう言ってX氏に電話をかける中島。その翌日、X氏は対面で取材に応じた。
「最初に大家から了承を得た時点で宣伝のために広告代理店と契約し、ピザ窯といった機材を発注しているのです。ですが大家側に認めないと言われて開業は暗礁に乗り上げた。宣伝会社からは契約違反で約360万円を請求されている」
X氏によればすでに損害は発生しているという。
「当社が負担するその違約金を家賃分で相殺するために3月分の家賃をお支払いしていません。こうなってしまった以上、飲食店を開業できるかは不明ですが、少なくとも開店中止によって生じた損害は賠償していただきたい」
ピザが発端の1400万円賃貸トラブル。焦げ付かないように。