福田財務次官が辞意を表明した翌日、4月19日の産経1面は「福田財務次官 更迭」の見出し。
《
首相は「早く辞めてもらうしかない」と周囲に漏らし、
と解説。
「オレ聞いてたもん」と大声で叫ぶ産経師匠。私にとっては、あくまで「更迭」
ではなぜ、産経が「更迭」にこだわったのか。理由を振り返ってみよう。
財務省トップの「全面否定」に、スポーツ紙もざわつく
「全面否定」。大きな文字が躍る。
《「今日ね、今日ね、抱きしめていい?」「胸触っていい?」など、「週刊新潮」で女性記者へのセクハラ疑惑を報じられた福田淳一財務事務次官が16日、「このようなやりとりはしたことはない」と全面否定した。「名誉毀損(きそん)に当たる」として提訴の準備を進めているという。》(日刊スポーツ 4月17日)
予想外の展開に他紙も紙面で驚いた。
「セクハラ報道に次官逆襲」はサンスポ、「霞が関文学的に!? 音声データも疑惑も否定 セクハラ? 次官『お店の女性と言葉遊び』」はスポニチ(4月17日)
福田氏のおもな主張をスポニチから抜粋すると、
「女性記者との間でこのようなやりとりをしたことはない」
「音声データにもそのような店で女性記者と会食した覚えもない」
「女性が接客するお店に行き、お店の女性と言葉遊びを楽しむことはある」
勝手に行間を読めば、「あの音源はお店の女性と言葉遊びを楽しんだ際のものかもしれないが、女性記者とは言葉遊びしていない」だろうか。