岸田氏がベタな歩み寄り作戦に出た
岸田派が18日に政策骨子「K-WISH」を発表した。「うぃっしゅ!」と言えばタレントDAIGOだが、竹下亘総務会長がDAIGOの大叔父にあたることは有名だ。
ま、まさかこれは、「政策的に一番近いのは岸田氏のグループ」という竹下氏に対する岸田派のラブコールなのだろうか!?
相当ベタな作戦であるが竹下会長は「DAIGOのセリフを横どりするな、と思った」とけっこう嬉しそうで、政策の中身については「リベラルなグループだと改めて感じた」と高評価。岸田派うぃっしゅ!
これからの“自民党内のお友達”に注目だ
読売は「新竹下派はどう動くのか」というコラム(4月21日「調査研究本部客員研究員 小田尚」)で、
・竹下氏は「未定」を強調することで選択の幅を広げた。
・派内には、安倍首相が圧勝で総裁連続3選を果たせば、党内力学と国民世論との乖離(かいり)を招き、来年の統一地方選、参院選で、自民党にとってむしろマイナスに働く、という読みがある。
・竹下氏の派閥再建策は、次の次の総裁選にも向けられている。岸田派などとの連携で「リベラル」政権を目指すという戦略だ。「ポスト安倍」に向け、布石を打てるかどうかが問われるだろう。
と書いた。なお、青木氏周辺には「石破氏と小泉進次郎氏(党筆頭副幹事長)がタイアップすると、情勢は流動的になる」との見方もあるという。
岸田か石破か、なんだかんだで安倍3選支持か。安倍首相の総裁選3選の空気から一変し、自民党内から駆け引きが見え始めたのは確かである。
以上、タモリさんからDAIGOまで登場し、自民党内のお友達が蠢き始めた様子を感じた今回の新聞読み比べでした。