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ライムスター・宇多丸がラジオを語る「自分のやりたいことをトータルで出せる場」

『ライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフル』鼎談 #3(後編)

2018/06/30

 ライムスター宇多丸、エッセイストでイラストレーターのしまおまほ、構成作家の古川耕による「『タマフル』鼎談」最終回。『タマフル』が3人にとってどんな場所になっていったのか。番組の11年を、最後に振り返る。(#3 前編からつづく)

(左から)古川耕さん、宇多丸さん、しまおまほさん

◆ ◆ ◆

放送後、スタジオに残って飲み会、ゲーム大会、もしくは映画鑑賞

宇多丸 あと、放送に乗ってない部分もあるよね。たとえば放送後、ここ最近はスタジオに残って飲み会、もしくはゲーム大会。あと、映画を見たりとか。あれも楽しい。

――え、そんなことしているんですか?

宇多丸 最近はほぼ毎週スタジオで飲んでますね。前は外に行ってたんですけど。

古川 放送後に放送以上の長さで飲んだり遊んだりしてる。まずは12階にコンビニがあるので、そこにみんなでお酒とかツマミを買い出しに行って。

宇多丸 そうね。あとやっぱり嬉しいのは、なんか知らないけどSKY-HIとかが、とにかく話したいから来てる、みたいな。あとBase Ball Bearの小出(祐介)君がいてもたってもいられずに来ちゃった、みたいな。

古川 放送後にしゃべりに来たりとかね。

宇多丸 春日太一さんが放送で尻を蹴られたあと、飲み会でものすごい真面目に日本映画の話をする、みたいな。そういうのも思い出深いですね。

しまお 年始のゲーム大会も楽しいですよね。

古川 ああ。すごろくや*さんから生放送してね。(*高円寺のボードゲームショップ)

宇多丸 そう。だから、今年の大晦日はどうなるんだろうと思ってね。たぶんスタジオ飲みだと思うけど、なにして遊ぼうかなーって。

 

古川 去年カラオケやったのも楽しかったな。

しまお ああ。私がコサキンソング歌って。誰にも響かなかった。宇多丸さんもすごい上手ですよね。

古川 『ギャバン』*ね。(*宇多丸のカラオケの十八番。1982年放送の特撮テレビ番組『宇宙刑事ギャバン』のオープニングテーマ)

宇多丸 いやいやいや。最後に元ジャニーズJr.の増田君*が全部持って行っちゃった。(* 2017年12月30日放送回で初登場。TBSラジオが好きすぎる元ジャニーズJr.の増田良さん)

古川 あとはしまおさんのCHARAのモノマネね。あれはさすがのクオリティでした。

しまお 大晦日にやるのはもったいないから、カラオケの日にやるとか……。「今日は何の日です」みたいなのもやるんですかね。「今日は王貞治が引退した日です」とか。

宇多丸 他の番組でも普通にやってると思うけどね。

しまお でも、あえてそういう普通のことをやってみるっていうのもいいんじゃない。ラッパーの誕生日の紹介とかさ。

宇多丸 ラッパーの誕生日は分からないな。

古川 命日ならすぐ分かるけど。

宇多丸 でも、いろいろやるんですよ。変なコーナー。血圧を測るコーナーもありますし。

 

しまお 体温は発表しないんですか? 体温も面白いじゃない。

古川 子作りでもするのかよっていう。

宇多丸 基礎体温。

古川 「今日は大丈夫です!」とか。男は関係ねえだろ。

宇多丸 あとは交通情報とかもね。実は今日行ってきたんですよ、日本道路交通情報センター。交通キャスターの碓井さんと会いましたよ。チャキチャキの江戸っ子の方でね。今まで交通センターに来たパーソナリティーは(大沢)悠里さんと蝮さん(毒蝮三太夫)しかいないっていうから、これは行くしかないだろうって。そうしたら、すごいんだよあれ。交通情報の人の技術。TBSラジオは特に交通情報の情報網というか、収集力とかネットワークがダントツで他の局よりすごいのに、その辺がアピールできてないから、もうちょっとそこはやりたいね。

しまお 無免許特集やりましょうよ。

宇多丸 なんだよ、それ。

古川 無免許特集?

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