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剛力彩芽を選んだ男・前澤友作 ZOZO球団と「審美眼」のゆくえ

62億円でバスキアを買った経営者 その視線の行く先は

2018/07/29

 ダイエーの中内功が南海からホークスを買収したおり、この球団のことは誰に聞くのが一番いいかと尋ねたところ、「ドカベン」の作者・水島新司だと言われ、教えを乞いにいく逸話がある。いっぽうTwitterで世の中に意見を乞うたのが、「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイの創業者・前澤友作だ。

楽天・三木谷のイニエスタは32.5億だが

 前澤は今月16日、「#ZOZO球団」とハッシュタグをつけて「【大きな願望】プロ野球球団を持ちたいです」と表明し、「皆さまの意見も参考にさせてください。そこから一緒に作りましょう!」とツイート。現在も千葉マリンスタジアムの命名権を取得するなどプロ野球とは近く、おまけに業績好調でカネもあって、プロ野球参入はノリの軽さとは裏腹に現実味のある話だ。

前澤友作 ©AFLO

 楽天がサッカー選手のイニエスタを32.5億円で獲得した際、楽天代表の三木谷浩史の名がそれで世界に広まるのだから安いもんだと言う者がいたが、前澤は2016年にイニエスタよりもさらに値のするバスキアの絵を62億円で購入している。それによりその名は世界に知られ、「あの、バスキアを落札した前澤という男は何者だ」と興味をもったレオナルド・ディカプリオに家に招待されたりもする(注1)。