即席麺の元祖「チキンラーメン」が今年で生誕60周年を迎える。
折しも還暦を迎える“チキンラーメンと同級生”即席麺評論家の大山即席斎さんにアニバーサリーイヤーの注目ポイントを伺った。
「10月からNHK連続テレビ小説『まんぷく』が放送開始。チキンラーメンの生みの親で日清食品の創業者でもある安藤百福夫妻の物語です。『てるてる家族』(03年)でも中村梅雀さんが百福さんをモデルにした役を演じていましたね。日清とのコラボ商品『てるてる家族ラーメン』も発売され、てるてる坊主に見立てたワンタンが具材に入っているのが特徴でした」
『まんぷく』のコラボ商品もほぼ間違いなく発売されると大山さんは語る。
「問題は、どのように“60周年”に掛けてくるかです。例えば、安藤百福生誕100周年の際に発売された『百福長寿麺』の麺は、カップ麺史上最長の100センチでした。さらに、エースコックが『わかめラーメン』発売35周年を記念して、わかめを3.5倍増にしたのも記憶に新しい。どんな商品が発売されるのかを予想するのも楽しいですよ。
私は1日2食をノルマに新商品の研究に勤しんでいますが、百福さんは96歳で亡くなるまで即席麺を食べることを日課にしていたと聞きます。即席麺を食べ続けて長生きするのは、まさに理想的。百福さんは私の目標です」
INFORMATION
「大山即席斎の“三ツ星”インスタント麺」
ウェブマガジン「@DIME」にて連載中
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