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東京ホークスごはん――都内でホークスを感じられるごはん屋さんを探して

文春野球コラム ペナントレース2018

2018/08/22

 お久しぶりです、松中みなみです!

 突然ですが、皆さんには行きつけのご飯屋さんはありますか?

 ここに行けば誰かしら友達が飲んでるとか、たまたま居合わせた隣の人と初めましてなのに楽しく飲めちゃうような、そんな落ち着ける場所。

 先日、福岡に住んでる友達から連絡がきて「今度、東京に住むことになったんやけど、どっか野球の中継が見れてホークスファンが集まっとー飲食店教えてくれん?」と。

 ……。フリーズしました。

 東京のお店でホークス戦を流してるお店……? モツ鍋や水炊き、九州の地鶏を使った焼き鳥だとかそういうお店はいくつも思い浮かぶんだけど……、え〜ホークスファンが集うお店〜??

 でも実際にそんな夢のようなお店があったら、普段家で見る派の私も毎日のように通ってしまうかも!

 ということで、熱狂的なタカガールも満足してくれるようなお店を探しに自分の足で実際に現場に向かって、本当に素敵だな、居心地が良いな、と思ったお店をピックアップしました。

野球ファンの聖地『居酒屋あぶさん』

 まずご紹介したいのは、ホークスファンのみならず野球ファンの聖地! 四谷三丁目駅からすぐ! 漫画家水島新司さんのイラストがトレードマークの『居酒屋あぶさん』。

『居酒屋あぶさん』の店前にて

 店内中びっっしり貼られた野球選手や芸能人の方々との写真はただただ圧巻。野球番組のロケでもよく使われるし、実際わたしも野球番組の打ち上げでも集まったり野球マニアにはたまらない居心地の良い空間です。

店内の様子

 このお店ができたのは今から32年前、漫画「あぶさん」の水島新司先生の草野球チーム“ボッツ”のメンバーだった石井和夫さんが「自分のお店を持とう」というタイミングであぶさんの名前を使わせて欲しいと水島先生にお願いし、許可を頂いたことがきっかけだと。

 ちなみにチーム名ボッツは、原稿がボツになる! という意味からつけられたそう。悲しい(笑)。

みなみ「お店を始めてもう32年なんですね!!」

石井さん「早いよ〜お店始めた頃はまだホークスもダイエーじゃなくて南海ホークスだったんだから! まだ産まれてないでしょ?!」

みなみ「……あ、や、産まれちゃってますねー」

 と、若干気まずめな会話も弾んだり(笑)。とにかく明るくフレンドリーな石井さん!

 そんな石井さんオススメのメニューはこちら!

《ホルモン辛いため》開店当初から長く愛される鉄板メニュー。

 プニプニした食感でソフトな噛み応え、味はしっかりと辛味噌が絡まってて片手にビールは手放せないはず!

ホルモン辛いため(左)と、宮崎地鶏のタタキ(右)

 私のオススメは《宮崎地鶏のタタキ》。

 ホルモンに負けず劣らずのプニプニ感でポン酢が絶妙な爽やかさ☆ とってもサッパリしてて、無限に行けます!

 他にもチキン南蛮や宮崎の日本酒や焼酎が多く並ぶのは石井さんが宮崎出身だから。

「オリックスの福良監督は地元・延岡工の後輩で、ここにもイチローさんを連れてよく飲みに来てたんだよ」と飾ってある写真を眺めながらニコニコ。

 壁に飾りきれないレアな写真は分厚いフォルダにもまだまだ入ってるのでお店で声をかけたら見せてくれますよ☆

 また、あぶさんに行って感じたのはお客さん同士の壁がない事。取材後も他のテーブルの方に話しかけてもらったり、みんなで中継を見てワイワイしたり、野球を通じてあぶさん全体が一つになってる感じは、今日は誰かと野球の話がしたい! って時に自然と足が向いちゃう、そんな素敵なお店でした♫

石井和夫さんとのツーショット写真