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池上 彰
2017/01/25

文藝春秋は、どこから読めばいい?

池上さんに聞いてみた。

Q 「文藝春秋」は、どこから読めばいいのですか。

文藝春秋をはじめて買ってみたのですが、恥ずかしながらどういう風に読んでいったらいいか分かりません。目次を見つけるのも一苦労でした。池上さんは連載をお持ちですが、どのような順番で読んでいますか?(31歳・男・会社員)

A 最終頁から読みましょう。

 それは殊勝な心掛けですね。現代の教養人として、せめて『月刊 文藝春秋』くらいは読んでおかないと……なんて、肩に力を入れる必要はないんですよ。

「春秋」とは、中国の史書から来ています。要は年月や歳月のこと。文藝は一般的には小説や戯曲を意味しますが、広く文学作品や学問を指すこともあります。

「文春」を「センテンス・スプリング」と訳した人もいますが、文藝春秋の略称ですから、敢えて英訳すると、「ノベルズ・イヤーズ」ですかね。それとも「リテラチャー・イヤーズ」でしょうか。どうも語呂が悪いですね。

「月刊 文藝春秋」となると、「リテラチャー・イヤーズ・マンスリー」でしょうか。イヤーズとマンスリーが同居するのはいかがなものか、とも思います。

 センテンス・スプリングの簡単明瞭さには負けます。

 あれ、何の話をしていたんだっけ。誌名の解説をしても仕方ないですね。そうそう、文藝春秋の読み方でした。私はまず最終頁の「社中日記」から読みます。文藝春秋の社員たちが、いかにろくでもないかが、よくわかります。時々、私の担当編集者が槍玉に上っていて、思わぬプライベートな情報を得ることがあります。

 私が雑誌を買うときの条件は、「読みたい」と思う記事が2つ以上あるときです。1つでは、なんだかもったいない気がしますが、2つあるいは3つもあれば、十分元が取れます。

 つまり、最初のページから順番に読んでいこうなどという気を起こさないこと。気軽に読んでみましょう。

池上彰さんへの質問は、akiraikegami-online@bunshun.co.jpまでお寄せください。

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