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「伊勢丹に行くたびに、負けられないなって思うんです」みたいな

デイリーポータルZ編集長 林雄司さん #3

2017/01/30

休日は夫婦でネタを探しています

――なるほど。ところで奥さまのべつやくれいさんは、同じライターであり、デイリーポータルZの執筆者ですよね。仕事と家庭が一体化しませんか?

 そういうのを辛いと思わないんですよね。ネタの話ばかりして、プライベートな話はあまりしないですね。テレビで「そうめんにはきなこと黒蜜が合います」とかやってたら、「炭水化物だったらなんでもいけるんじゃないかな」「もう誰かやってるかな?」「誰かやってた気がするなー」みたいに打ち合わせが始まってしまいますね。

 

――べつやくさんは劇作家の別役実さんの娘さんですね。

 もちろん僕自身も別役さんの影響を受けてますが、別役さんの影響を受けた宮沢章夫さんの影響が大きいので、そこはあまり意識はしないですね。奥さんの実家に行くと別役さんがいるから、「別役実がいるなー」と思いますけど。

――そのシチュエーションが不条理ですね。宮沢章夫さんの名前が出ましたが、ほかに好きな著者や本は?

 おもしろい原稿を書こうと思うときに読む本がいくつかあって、宮田珠己さん、穂村弘さん、三谷幸喜さんのエッセイも好きです。なんてことないことを、すごくおもしろく書いてあるものを読むと、おもしろいものを書こうかなと頭が切り替わるんです。同じものを何度も読みますね。

 あとは普通に最近のものも読みますよ。村田沙耶香さんの『コンビニ人間』とか、羽田圭介さんの『スクラップ・アンド・ビルド』はおもしろかったです。羽田さん、おもしろいですよね。あれは羽田さんがおかしい(笑)。

――映画は見ますか?

 びっくりするほど見ないんです。最近は「シン・ゴジラ」を見たくらいです。

――休日はどのように過ごしますか?

 やっぱり夫婦で「何かないかな」と、ずっとネタを探してます。生活が昼夜逆転しているので、夜に散歩しながら探し回っていますね。

――では最後の質問です。好きなおやつは?

「わさビーフ」ですね。週に2、3回は食べてます。

はやし・ゆうじ 1971年生まれ。ニフティ株式会社勤務。2002年に「デイリーポータルZ」を立ち上げ、現在「デイリーポータルZ」ウェブマスター。東京都出身。 編著書に『死ぬかと思った』(アスペクト)など。

写真=榎本麻美/文藝春秋