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池上 彰
2017/04/24

池上彰氏「国谷さんのクロ現降板、悔しくてたまりません」

池上さんに聞いてみた。

Q 国谷裕子さんの「クローズアップ現代」が懐かしいです。

 長年「クローズアップ現代」のキャスターを務めていた国谷裕子さんがお辞めになりましたね。その理由は知る由もありませんが、現在の「クローズアップ現代」を見ていると時々以前の番組が懐かしくなります。池上さんは、国谷さんのことをどのように見ていましたか?(40代・女・主婦)

A 国谷さんが番組を降板されたこと、悔しくてたまりません。

©文藝春秋

 国谷さんは、もともとはジャーナリストではありませんでした。その経緯はご本人の著作『キャスターという仕事』に詳しく書いてあります。国谷さんがNHKのニュースキャスターとしてデビューする当時のいきさつは、私もすぐ近くにいたので、よく存じています。ご本人の並々ならぬ努力でキャスターとして成長され、優秀なスタッフとの協力で、「クローズアップ現代」を、日本を代表するニュース番組として定着させました。

 それだけに、国谷さんが番組を降板されたこと、悔しくてたまりません。が、当時、国谷さんと一緒に仕事をしていたスタッフが、そのリベンジのためにもいい番組にしたいと努力しているのを私は目撃しています。

 視聴習慣は変わりにくいため、放送時間が変わって番組の視聴率は苦戦しているようです。でも、国谷さんが築かれた伝統を守り発展させようとしているスタッフがいることを知ってほしいと思います。

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