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Amazonが第1類医薬品の取り扱いを開始。実際に注文してみた!

予想外の展開でわかった購入の際の注意点とは?

2017/04/28
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薬剤師から電話がかかってきた!

 電話口でしばらく待っていると、Amazonカスタマーサービスから電話がかかってきました。最初は機械音声で、会話の内容などが記録されること、また安全性の確保が必要になった場合は行政機関や製造者にデータを提供することがあることについて、同意を求める内容です。了承して指定の操作を行い、しばらくすると電話が薬剤師に切り替わりました。やり取りを要約すると以下の通りです。

薬剤師:以前医院で処方された経験があるとのことですが、現在も継続して服用されているのでしょうか。

:はい、ただ手持ちが残り少なく、医者に行く余裕がしばらくなさそうなので、今回Amazonで注文してみました。

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薬剤師:現在の使用状況と利用頻度はどのくらいですか。

:症状があった時に服用しています。頻度としては、週2~3回服用することもあれば、月に一度も飲まない場合もあります。

薬剤師:医院には今後も継続して通われるのでしょうか。

:はい、今後も通います。

薬剤師:次回までのつなぎとして使われるということですね。それなら問題ないかと思います。主治医の先生には、途中で市販品を購入して服用したことをお伝え下さい。

:わかりました。

電話口で待っているとAmazonカスタマーセンターから電話がかかってくる ©iStock.com

電話口で薬剤師に質問してみた

 つまり、購入時に筆者の利用状況が詳しく書かれていなかったため、直接の確認が必要という判断になったようです。薬剤師によると、それらの詳細が「ご使用者状態チェック」の段階で書かれており、状況が十分に判断できれば、電話口での確認なしで発送された可能性もあったとのことでした。

 せっかくですので、いくつか質問をしてみました。まず、今回と同じ注文を再び行った場合ですが、そのつど可否を判断されるため、あらためて電話確認が必要になることも有り得るとのことでした。「リピーターだから今回はチェックなしで注文確定」とはならないので、「ご使用者状態チェック」の段階で、なるべく詳しく使用状況を記入したほうがよさそうです。

 もう一つ、医療費控除に使用する領収書の発行についてですが、Amazonの「ヘルプ&カスタマーサービス」ページの左下にある「注文内容、配送状況」のリンクから行えます。なお、カスタマーサービスに連絡することで、手書きの領収書を発行してもらうことも可能とのことでした。