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文春野球コラム ペナントレース2017

高校野球ファンにはたまらないオリックスのドラフト

 オリックスのドラフトが好きだ。2016年度で言えば山岡泰輔投手、黒木優太投手のようにルーキーながらオールスターに出場するような素晴らしい選手を獲得しているが、そういう事ではない。僕を含め高校野球ファンにとってはたまらないところをついてくれているのがいいのだ。

 2015年度で言えば、5位でその年全国制覇した東海大相模の右のエース吉田凌投手を指名したかと思えば、6位で準優勝の仙台育英のエース佐藤世那投手を選択。あの年の伝説の決勝戦がよみがえってくるではないか! そして4位で青山大紀投手を獲ったわけだが、翌年の育成ドラフト5位で中道勝士選手を獲得している。高校野球ファンなら智弁学園の二年生青山−中道バッテリーでのぞんだ2011年夏の選手権、横浜高校戦で9回ツーアウトから8点取って大逆転勝利した試合を思い浮かべてしまう。

 あの時の横浜には柳裕也投手、近藤健介選手、乙坂智選手、田原啓吾投手と後のプロ野球選手が4人もいたことを考えると、とんでもない試合だし、いつかアメトークの高校野球大好き芸人で話してやろうと思っている。そして新チームになり春のセンバツ出場をかけ挑んだ秋の近畿大会で青山、中道が率いる智弁学園は見事優勝! この時、あの藤浪晋太郎投手を擁して春夏連覇する大阪桐蔭も出場していたのだから、価値ある優勝であったと言えるだろう。完全に話がズレてしまったが、オリックスのドラフトが個人的に刺さるというお話でございました。

 ただ甲子園で活躍したからといってプロ野球選手になれる訳ではなく、逆に甲子園とは無縁の高校生活を送ろうがプロ野球選手になり活躍する選手はいる。ホークスの千賀滉大投手は蒲郡高校で最後の夏の愛知大会三回戦で敗れるも、地元のスポーツ店の方が小川一夫スカウトに「いい球投げる子がいるから観に行ってみたら」と声をかけたのがキッカケであるのは有名な話であるが、それがなければ野球を続けていたかもわからないと考えるとゾッとする。

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