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森友問題自殺職員妻・赤木雅子さん 裁判開始を待つ日々 胸中を綴った1000通のLINE

森友問題自殺職員妻・赤木雅子さん 裁判開始を待つ日々 胸中を綴った1000通のLINE

2020/06/29
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「一生忘れられない光景です」

 国会でこの問題が取り上げられている時、病院にいた雅子さんからLINEが来ました。

雅子さん 病院の待合室で国会中継流れています。音は聞こえにくいですが夫の手書きの遺書が大きく映し出されています。うまく聞こえないのにみんながテレビに釘づけになりました。一生忘れられない光景です。

安倍首相 ©共同通信

 3月27日、雅子さんは、真相解明のための再調査に賛同を求める署名活動をチェンジドットオーグというキャンペーンサイトで始めました。翌28日、署名は早くも10万を突破しました。

――おめでとうございます。チェンジドットオーグの担当者に問い合わせたところ、今回の募集は日本で過去最多最速と確認されました。凄すぎます。

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雅子さん 嬉しくて涙が出ました。夫は正しかった。今日は54歳で亡くなった夫の誕生日です。最高のプレゼントを皆さんからいただきました。私は夫がもがき苦しみ死を選んだ真相が知りたいです。きっと安倍首相、麻生大臣にこの声が届くと思います。ますますあの2人を敵に回しますね。

――首相と財務大臣にけんかを売るなんてすごいですね。

雅子さん 夫が命がけで残した手記と遺書です。再調査していただけるまで私も命がけでお願いし続けていきます。

 続きは発売中の『週刊文春WOMAN 2020夏号』でご覧ください。

大阪日日新聞記者/あいざわふゆき
1962年宮崎県生まれ。東大法学部卒、87年NHK入局。2018年、森友事件の取材の最中に記者職を解かれNHKを退職。著書に『安倍官邸vs.NHK』(文藝春秋)。

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