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「死んでもAさんBさん諸々恨みます」18歳で自殺した元アイドル・月乃のあさんが残していた“遺書”公開《母親が悲痛告白》

「死んでもAさんBさん諸々恨みます」18歳で自殺した元アイドル・月乃のあさんが残していた“遺書”公開《母親が悲痛告白》

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娘は2度殺された

 今回、名前が上がっている人たちに対して、未来があるまだ若い人たちなので、私も一生恨むとかではなく、まず彼女たちに反省してほしいと思っていました。実際にAとは電話で話して、「自分の言い方も良くなかった」と謝罪の言葉もありました。

 だけど、Aはあるユーチューバーのチャンネルに出演して、「コンカフェでは辞めてからセクハラされていたとか言うことはよくある」などと話していて、見るに堪えなかった。

 さらに、娘が亡くなって3カ月しか経っていないのにもかかわらず《ありがとう2020》と中指を立てた写真を上げていたり、最近でも2月17日にはAがツイッターを突如やめるということで最後のツイートで、《次こそ上手に生きるねばいばい!!》と娘への当てつけじゃないかと思うような内容も書き込んでいて、今では怒りに震えています。

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 反省しているなら追及しなくてもいいと思ってしまった私自身の気持ちをも裏切られた気分です。亡くなってからもそういう侮辱するような書き込みをしていて、娘は2度殺されたのだと思います。

月乃のあさんの遺影と仏壇

 別の1通は家族に向けたものでした。

《●●(月乃さん自身の本名) ママへ 18年間ありがとう 色々あったけど 大好きでした。さきに行ってごめんね ●●(祖母の名前)、じいさんへ こんな私を 大切にしてくれて ありがとう。大好き》

 のあは家族みんなのことが大好きで、特に弟思いでした。「私が弟を絶対に大学に行かせてあげる。それが夢なんだ」といつも言っていました。

2通目の遺書

 ネットでは娘と私の関係がよくなかったのだろうなんて書いている方もいらっしゃいます。確かにすれ違いは多かったかも知れない。娘は薬に頼っていたこともあり、余計な薬を飲むのを必死に止めたりとか、無理やり病院に付いて行こうとして大ゲンカをするなんてこともしょっちゅうありました。でも、親子だからこそたくさん言い合って喧嘩して、それでもまた笑いあう。そんな母子の関係だった。私にとっては本当に大切な娘だったんです。 

 私は2020年の7月頭から脳梗塞で入院していました。そのあいだは娘と直接会えず、電話やメールを少しするくらいしかできなかった。何が起きていて、娘が何を考えていたのか、どういう状態だったのかは、わからない状況でした。私はそれをすごく後悔しています。自分が駆けつけることができれば、私がそばにいてやれば、こんなことになっていなかったんじゃないかって、自分自身を責めてしまうこともあります。