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榊原郁恵、渡辺徹と久々の共演「家で主人と相談を重ねています」

クローズアップ

 

「10月14日が結婚30周年の記念日だったのですが、偶然近いタイミングで今回の“ものがたり朗読”が決まりまして。色んな仕事をさせていただきましたが、これだけはいつかやりたいと長期間秘めた思いがありました」

 芸能界のおしどり夫婦として知られる渡辺徹・榊原郁恵夫妻が絵本を中心とした朗読ライブ「いまさらふたりで」を行う。意外にも2人の共演はこの30年ほとんどなく、結婚直後のドラマと、2年前のバラエティ番組『さんまのまんま』への出演くらい。

「お互いのことを分かりすぎているから、仕事をする上ではある意味、一番やりにくい相手ですよね。ただ、今回は私の頭の中のイメージをゼロから形にしなければならないので、自分の言葉が足りなくてもなんとなく理解してもらえるのは本当に助かります。とはいえ、打ち合わせ中は『もういい、やめよう』って喧嘩が絶えないんですけど(笑)」

 榊原さんが絵本の朗読に本格的にのめり込んだのは、現在俳優として活躍する長男・渡辺裕太さんの子育てがきっかけだという。

公演は東京グローブ座にて。演出は鵜山仁(文学座)。演奏に芳垣安洋、高良久美子も参加する。

「子どもが幼稚園に通っていたとき、絵本の読み聞かせサークルに入っていたんです。朗読や読み聞かせのコツを皆さんにお伝えするため、サークルメンバーの保護者たちと講演会を企画したりもしているうちにどんどん家に絵本が増えてきまして(笑)。そうやって日常的に絵本と触れる時期を長く過ごしていたら、気がつくと書店に“大人向け絵本”のコーナーができたりと、絵本は子どもだけのものじゃないという風潮に変わってきたんです」

 朗読に使われる絵本は、“大人も楽しめるように”というコンセプトで『うんこダスマン』ほか5冊を超える。

「本当は『もっと少なくして』と言われたんですが、どうしても皆さんにおススメしたくて(笑)。家で主人と朗読してみて、『ここは1人のほうがいいかな』『この部分は一緒に読もう』という風に相談を重ねています」

 ライブは、映像や楽器の生演奏を絡めた総合エンターテインメントとなっている。そこには歌手として芸能界デビューしたからこその思いが込められている。

「私たちが歌番組に出ていたころは、オーケストラをバックに歌わせてもらっていましたが、いまは楽器の音がテレビからどんどん減っている状況。南米の小型ハープ“アルパ”といった珍しい楽器での生の音も志賀昭裕さんが演奏します。来てくださった方が温かい気持ちになって帰っていただけるようなものを目指しています」

さかきばらいくえ/1959年神奈川県生まれ。「第1回ホリプロタレントスカウトキャラバン」でグランプリを受賞して芸能界入り。歌手として『夏のお嬢さん』をヒットさせ、『ブロードウェイミュージカル ピーターパン』では初代ピーターパン役を務めるなど、様々な分野で活躍。

INFORMATION

『いまさらふたりで』
11月28日(火)15時からと19時からの2回公演。全席指定6000円。チケットはホリプロチケットセンター(03-3490-4949)ほか
https://www.tglobe.net/lineup/imasarafutaride.html