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「おかえりモネ」の撮影現場で西島秀俊が“神対応” 泣いていた女性スタッフに「どうした?」「大丈夫?」――2021年BEST5

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2021年(1月~12月)、文春オンラインで反響の大きかった記事ベスト5を発表します。男性芸能人部門の第5位は、こちら!(初公開日 2021年8月5日)。

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 「みんな、いいね」

 NHKのスタジオで親子ほど年の離れた若者たちの演技を頼もしく見つめるのは、朝ドラ『おかえりモネ』で気象キャスター役を熱演中の西島秀俊(50)だ。

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“神対応”連発の西島

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若手俳優も西島の演技を食い入るように見ていた

 西島扮する朝岡覚は、清原果耶(19)演じる主人公“モネ”こと永浦百音に、天気予報を通じて自然の驚異と素晴らしさを伝え、気象予報士の世界へ彼女を導く。

 そんな朝岡に心掴まれるのは、モネだけではない。

3作目の朝ドラ出演となる清原(本人インスタより)

「西島さんは気象予報会社の部下役の若手俳優たちと仲がよく、撮影の合間によく談笑しています。天気予報シーンでの指し棒の使い方や天気図の解説は完璧で、考証にあたった気象予報士の方も『このままニュースに出られる』と絶賛。若手俳優も西島さんの演技を、食い入るように見ていました」(NHK局員)

当初は俳優志望ではなかった

 いまや押しも押されもせぬ実力派俳優の西島。今年のカンヌ映画祭で4冠を獲得した『ドライブ・マイ・カー』や『きのう何食べた?』など、話題作への主演が相次ぐが、当初は俳優志望ではなかった。

「尊敬する父親の影響で無類の映画好き。『事務所の先輩に紹介されたオーディションに受かっただけ。映画に関われるなら何でも』という思いだった。駆け出しの頃は渋谷のミニシアターに入り浸り、新宿ゴールデン街で映画論議に花を咲かせることも。『俳優は制作の1部門に過ぎない』と口癖のように語り、裏方へのリスペクトが強い」(映画関係者)

 苦労人でもある。1992年にデビュー、翌年の『あすなろ白書』にも出演するが、事務所と役者としての方針が折り合わず、渡辺プロダクションから独立した。