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〈交際報道〉大倉忠義・広瀬アリス 共演作『知ってるワイフ』で気づく夫婦間の“リアル”「背筋が寒くなった方も多かったのでは…」

2022/01/20
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 “自分と結婚していない世界線”である2度目の人生の澪が、気立てがよく明るい笑顔のたえない女性だと知れば知るほど、自分が澪をモンスター妻に変えてしまったのだと気づいていくのです。

 そんな元春は懺悔の気持ちもあってか、澪に再び惹かれていく恋愛感情を抑えながら、澪を助け尽力していくように。けれどそれが別の悲劇を引き起こしていきます…。

©AFLO

 さて、元春は“人生のやり直し”をしたことで、相手が変わったわけではなく自分がパートナーを変えてしまっていたという自らの非に気付けたわけですが、現実世界では当然タイムワープなんてできません。

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 視聴者のなかには、背筋が寒くなった方も少なくなかったのではないでしょうか。

 恋人や夫・妻に不満を抱えていたり、変わってしまったと思っていたりした人は、“もしかすると自分も元春なのではないか?”と嫌な汗を搔いたかもしれません。自らの非に気づかず、今、幸せじゃないのはパートナーのせいだと決めつけているとしたら、自分こそがモンスター製造機なのでは……と。

最終回のエンディングで語られる教訓・真理がスゴい

 ネタバレを避けるためエンディングの詳細は記しませんが、ここでは最終回の終盤パートにて、元春のナレーションで語られた言葉を紹介していきます。