昨年12月30日、ジャニーズ事務所所属のグループが総出演するライブイベント「Johnny’s Festival~Thank you 2021 Hello 2022~(通称・ジャニフェス)」が開催された。総合演出を務めたのは嵐の松本潤。結果的に大成功の内に終わったジャニフェスだが、思わぬ“炎上”騒動も乗り越えて本番を迎えていた。

ジャニフェスで『フリフラ』が使われることに賛否両論

 ワイドショーデスクが言う。

「松本が総合演出を手掛けることが発表された際も『どうして松潤?』という声が一部でありました。加えて、最も物議を醸したのが無線制御型ペンライト『FreFlow(フリフラ)』の導入でした。

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「ジャニフェス」で総合演出を務めた嵐の松本潤 ©️文藝春秋

『フリフラ』は通常のペンライトと異なり、LEDライトを無線で一斉制御し、点灯のタイミングや色を遠隔操作するものです。楽曲や歌詞のイメージに合わせた光を会場中に映し出したり、光のウェーブを作り出したり、最新技術を駆使してこれまでにない演出が可能になるんです。

 11月30日にジャニフェスに『フリフラ』が使われることが伝えられると、SNS上ではファンの賛否両論が巻き起こりました。かつて嵐のライブで使用され、客席のペンライトの美しい色合いが話題となった『フリフラ』の導入に、嵐ファンはじめ喜ぶファンも多かった。ですが、様々なグループのファンが入り乱れるジャニフェスですから、自分の“推し”のグループやメンバーカラーのペンライトを振りたいというファンもいる。『どうして嵐のグッズを強要されなきゃいけないの?』という声も一部でありました」

実際の『フリフラ』。遠隔操作で調光をコントロールできる

他グループのファンは「複雑な気持ち」

「ジャニフェス」に出演したジャニーズグループは13組以上。

 中には「私はジャニーズ全体のファンよ!」という人もいるだろうが、基本的には特定のグループが好きというファンのほうが多いだろう。

「もちろん嵐ファンは喜んでいましたよ。『フリフラ』は松本が初めて嵐のライブに導入して、大好評を博したシステムですから。『嵐以外のファンにもフリフラの魅力を知ってもらいたい!』という思いがあるんだと思います。事実、『フリフラ』を使った嵐のライブの光景は一見の価値があると話題になりました。ただ、他グループのファンからしたら複雑な気持ちだったんでしょうね…」(同前)