文春オンライン

カーリング女子日本代表が「そだね〜」を“封じた”理由〈報道陣から求められると…〉

note

「ナイッス〜」「上手〜」

 氷上に明るい声を響かせるのは、カーリング代表のスキップ・藤澤五月(30)。でも、平昌でお馴染みだった“あの言葉”はどこへ?

◆◆◆

ADVERTISEMENT

スキップ・藤澤五月の素顔

 第2戦では最終エンドで3点を取り返す逆転ショットを放つなど、強靱なメンタルを見せる藤澤。カーリングに詳しいスポーツライターの竹田聡一郎氏が言う。

「カーリングが大好きで、旅行先でもカーリングを観戦。結婚願望を聞いた時も『一つのことしか集中してできないタイプだから、今のところ私には結婚とカーリングの両立は難しい』と答えていました。コロナ禍で試合の中止が相次いだ時は、『アロマテラピーインストラクターの資格を取りました』と言っていた。コツコツ勉強するのが性に合っているんだと思います」

「ブームは一過性」と漏らすことも

 地元の保険代理店コンサルトジャパンに勤務し、グループの社団法人でも理事を務めているが、

「出社するのは1年のうち20日程度で、仕事は事務の補助。でも、(彼女のおかげで)会社の信用度が上がって売り上げ増加に繋がりました」(同社の近藤充広社長)

 そんな藤澤の貴重な息抜きが“ぐびぐびタイム”だ。行きつけの寿司屋「松寿し」の渡辺大棋氏が明かす。

「さっちゃんは結構お酒を飲みます。日本酒が好きで、他のメンバーが飲まない時も一人で飲んでいる。誕生日会の時は4人で3、4升空けていました(笑)」

 そうして平昌からの4年間を過ごした藤澤。ところが、彼女たちの代名詞とも言える方言が試合から消えている。流行語大賞も受賞した「そだね〜」だ。