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「スイスは藤澤五月の仕掛けた“誘い”にハマった」 カーリング・藤澤を決勝で待つ“イギリスの顔”が放った“一言”

2022/02/19

 Yes, they did it!

 カーリング女子日本代表が史上初めて、オリンピックの決勝に進んだ。

 連日の対戦となった準決勝のスイス戦、カギは「第5エンド」にあった。

 この時点でスイスが2対1とリードし、このエンドは日本が有利な後攻だった。

2月18日、スイス戦にのぞむ日本代表 ©JMPA

 この2チームの戦型は、今大会に限って言えば対照的だった。スイスは相手がラストロックを持っている時の防御力が高く、相手の後攻で1点を取らせるのが最も上手いチームだった。

 一方の日本は、ラストロックで複数点を決める能力が最も高いチームだった。

 スイスが盾、日本が矛。

 面白くならないわけがない。

 第5エンド、スイスはSTONE1(1投目)をハウスの中に入れてきた。ここで日本が攻めるならばコーナーガードを置くところだが、日本は相手の石を打ち出し、時計でいえば12時半の方向にステイした。

 保守的な試合運びである。

 おそらく、無得点のブランクエンドを作り、日本は第6エンドに後攻を継続保持するプランだろうーー誰もがそう思ったはずだ。