Yes, they did it!
カーリング女子日本代表が史上初めて、オリンピックの決勝に進んだ。
連日の対戦となった準決勝のスイス戦、カギは「第5エンド」にあった。
この時点でスイスが2対1とリードし、このエンドは日本が有利な後攻だった。
この2チームの戦型は、今大会に限って言えば対照的だった。スイスは相手がラストロックを持っている時の防御力が高く、相手の後攻で1点を取らせるのが最も上手いチームだった。
一方の日本は、ラストロックで複数点を決める能力が最も高いチームだった。
スイスが盾、日本が矛。
面白くならないわけがない。
第5エンド、スイスはSTONE1(1投目)をハウスの中に入れてきた。ここで日本が攻めるならばコーナーガードを置くところだが、日本は相手の石を打ち出し、時計でいえば12時半の方向にステイした。
保守的な試合運びである。
おそらく、無得点のブランクエンドを作り、日本は第6エンドに後攻を継続保持するプランだろうーー誰もがそう思ったはずだ。