没後45周年

色あせぬ向田邦子の世界

「阿修羅のごとく」「あ・うん」など人気テレビ番組のみならず、
多くの小説を遺し今も愛され続ける昭和を代表する作家・向田邦子。

没後45年を迎えた今、秘蔵写真そして数々の証言と共にその足跡を振り返る。

プロフィール

1929(昭和4)年、東京生まれ。

実践女子専門学校(現・実践女子大学)卒。

「寺内貫太郎一家」(1974年)、「阿修羅のごと<」(79年)、「あ・うん」(80年)などのテレビ番組の脚本を執筆し人気を博す。1980年、短編『花の名前』『かわうそ』『犬小屋』(『思い出トランプ』所収)で第83回直木賞受賞。1981(昭和56)年8月22日、台湾取材旅行中の航空機事故により死去。

バイオグラフィー

  1. 1929

    0歳

    11月28日、父・向田敏雄、母・せいの長女として東京府荏原郡世田谷町若林に生まれる。

  2. 1947

    18歳

    4月、実践女子専門学校に入学。

  3. 1950

    21歳

    3月、実践女子専門学校卒業。

    4月、財政文化社に入社。社長秘書となるかたわら、東京セクレタリ・カレッヂ英語科夜間部に学ぶ。

  4. 1952

    23歳

    5月、雄鶏社に入社。「映画ストーリー」編集部に配属。「映画ストーリー」は同年6月に創刊。2号目からスタッフに加わった。

  5. 1958

    29歳

    10月、初のテレビ台本「ダイヤル110番」を共同執筆。

  6. 1960

    31歳

    5月、女性のフリーライター事務所「ガリーナクラブ」に参加。12月、雄鶏社を退社。

  7. 1962

    33歳

    3月、「森繁の重役読本」(東京放送、文化放送他)開始(44年12月まで――7年間で2448回の台本を執筆)

  8. 1964

    35歳

    6月、「七人の孫」(TBS)脚本を共同執筆(原作・源氏鶏太)、人気脚本家に。

  9. 1968

    39歳

    8月、タイへ初の海外旅行。

  10. 1971

    42歳歳

    8月、「時間ですよ」(TBS)(翌々年8月まで、10回分)。

    12月、世界一周旅行。

  11. 1974

    45歳

    1月、「寺内貫太郎一家」(TBS・39回連続)放映開始。

  12. 1978

    49歳

    7月、「家族熱」(TBS・14回連続)放映開始。

    11月、初のエッセイ集『父の詫び状』(文藝春秋)刊行。

  13. 1979

    50歳

    1月、「阿修羅のごとく」パート1(NHK・3回連続)放映開始。

    5月、「週刊文春」(5月24日号)に「無名仮名人名簿」連載開始。

    9月、ケニア旅行。

    10月、エッセイ集『眠る盃』(講談社)刊行。

  14. 1980

    51歳

    1月、「阿修羅のごとく」パート2(NHK・4回連続)放映開始。

    2月、北アフリカ旅行。「小説新潮」(2月号)に連作短編小説「思い出トランプ」連載開始。

    3月、「あ・うん」(NHK)放映。

    5月、「週刊文春」に「霊長類ヒト科動物図鑑」連載開始。ギャラクシー賞受賞。

    7月、『思い出トランプ』(新潮社)に所収の短編「花の名前」「かわうそ」「犬小屋」で第83回直木賞受賞。

    8月、エッセイ集『無名仮名人名簿』(文藝春秋)刊行。

  15. 1981

    1月、「蛇蝎のごとく」(NHK・3回連続)放映開始。

    5月、「隣りの女」(TBS)放映。ベルギー旅行。長編小説『あ・うん』(文藝春秋)刊行。

    6月、ブラジル・アマゾン旅行。

    7月、「週刊文春」(6月4日号)に「女の人差し指」、「小説新潮」(7月号)に連作短編小説「男どき女どき」連載開始。

    8月、台湾旅行中に航空機事故で死去。享年51。

  16. その後も、エッセイ集、小説集、向田邦子TV作品集、全対談集、全集が刊行。作品だけでなく、暮らしやファッションに光を当てた書籍『向田邦子 暮しの愉しみ』や『向田邦子 おしゃれの流儀』、『向田邦子を旅する。』や『向田邦子 その美と暮らし』といったムックも刊行。節目の年には特別な企画展も開催され、今でも多くの人々を惹きつけてやまない。

書籍一覧