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JR西日本・指導車掌と検修員が語る「私たちの車両の流儀」

2017/12/18

 通勤や通学で毎日毎日、嫌になるほど乗り続けている“電車”。その混雑ぶりやダイヤ乱れに腹をたてることもあるけれど、それでも特に都会ぐらしの人にとって電車は無くてはならないものだ……。

 と、大仰に始めてみたが、ともあれ日々当たり前に乗っている電車も、その運行を支えている人がいるから走っている。では、彼らは一体どのような思いで仕事をしているのだろうか。今回はちょっとマジメに、関西地方の鉄道ネットワークを支えるJR西日本の車掌&車両検修員の声を紹介することにしたい。まずは、鉄道好きの子供が最初に憧れる“車掌さん”。その仕事のイメージは、車内放送とドアの開閉といったところだが……。

さっぱりとした車内放送にしたり……

JR西日本京都車掌区に所属する藤吉真那さん 車掌歴8年目

「車内放送とひとくちに言っても、通勤のお客様が多いか観光客が多いかで内容を変えるなど、意外と奥が深いものなんです」

 こう話してくれたのは、JR西日本京都車掌区に所属する藤吉真那さん。車掌になって8年目を迎える中堅だ。

「京都車掌区で担当しているのは東海道本線(琵琶湖線・京都線)、奈良線、湖西線、嵯峨野線など。奈良線や嵯峨野線は観光のお客様が多いので、伏見稲荷大社に行くお客様のためにそのご案内を加えたりしています。ただ、東海道本線の通勤時間帯だったら乗り慣れている人がほとんどなので、喋りすぎて煩いと思われてもいけない。だからさっぱりとした車内放送にしたり……」

 と、普段ボクらが何気なく聞き流している車内放送も、なかなか奥が深いのだ。