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Apple、ソニー、Amazon…完全ワイヤレスイヤホンのノイズキャンセリング機能徹底比較!〈外の音をもっともカットするのは?〉

Apple、ソニー、Amazon…完全ワイヤレスイヤホンのノイズキャンセリング機能徹底比較!〈外の音をもっともカットするのは?〉

2022/05/13
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音のクオリティが高い!ソニーの「WF-1000XM4」

 続いて紹介するのはソニーの「WF-1000XM4」です。ノイズキャンセリングでは定評のあるシリーズで、現行モデルは2021年に発売された第4世代にあたります。

 ノイズキャンセリングのオン・オフは、左側面のタップで切り替えます。一般的な完全ワイヤレスイヤホンと違い、本製品はイヤホンの左側と右側で機能が異なるため、慣れるまではやや混乱します。またAirPods Proのように明確につまむ場所があるわけではないため、見当違いな位置をタップすることもしばしばです。

 音のクオリティはほかの2製品に比べても高く、高音を中心に、他では聞こえない音のディティールもしっかり聞こえます。こと音質に関しては、今回紹介する3製品の中でも突出した出来と言っていいでしょう。

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 難点はケースから取り出しにくいことと、Bluetooth接続完了時に毎回バッテリー残量を音声で知らせてくれるなど、便利ながらややお節介な面も少なからずあることです。なお実売価格は33,000円と高めですが、最近は実売2万円半ばまで下がっているケースも見かけます。

かなり複雑な立体構造。ピースはウレタンベースの独自素材でフィット感は高め
第4世代になってケースはかなり小型化されましたが、取り出しやすさはいまいち
耳に装着した状態。大柄ゆえ耳の外に本体側面がやや飛び出た状態になります