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高専育ちの元警察官がなぜ“セクシー女優兼プロレスラー”に? ちゃんよたが語る「真逆の人生を選んだ」理由《特別グラビア企画》

高専育ちの元警察官がなぜ“セクシー女優兼プロレスラー”に? ちゃんよたが語る「真逆の人生を選んだ」理由《特別グラビア企画》

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ちゃんよた 私の場合、筋肉を売りにした作品が多いので、多少アザができても違和感が出ないんですよ。だから大丈夫でした。

――プロレスラーになってから筋肉のつき方は変わりましたか?

ちゃんよた 筋トレだけをしている人の横に並ぶと、胴の太さが全然違います。筋トレだけの人って、ウエストは細かったりするんですよ。でも私は胴がしっかりしているので、体幹がかなり鍛えられた気がします。

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「母親の言うように堅実な人生を歩むつもりでした」

――先ほど、「母親は安定志向」とおっしゃっていましたよね。リングデビューやAVデビューについては知っているのでしょうか?

ちゃんよた プロレスのことは伝えていますが、AVデビューは話していません。どっちも一緒に言おうとしたんですが、リングデビューのことを伝えた時点で泣かれたから、これはもうAVのことは言えないなと。

 私が小さい頃に両親が離婚したんですが、父親は自由奔放な人だったから、母はいろいろ苦労させられたらしいです。だからこそ子どもにはちゃんとした学校に入って、お堅い会社で働いて、いつか結婚して幸せになってほしかったみたいですが、私は真逆の道を進んでしまって……。

――ちゃんよたさんは昔から「気になったら挑戦する」という考え方だったんですか?

ちゃんよた いえいえ。昔は、母親の言うように堅実な人生を歩むつもりでした。「お母さんを安心させたい」って気持ちがずっとあったんですよね。そう思いすぎて、どこか自分を抑圧しちゃってたのかもしれません。

 私、実はど真面目でど陰キャな性格なんですよ。人前に出るのは全然得意じゃないのに、こんな仕事を始めちゃったから、毎回きっちり緊張しています(笑)。警察官になってから変わりましたね。死に触れる機会の多い仕事の中で、「自分も明日死ぬかもしれない」とリアルに想像するようになりました。いつ死ぬかわからないなら、やりたいことをやったほうがいいなぁと。だって人生、一度きりですから。

――では、今は人生楽しいですか?

ちゃんよた 今が一番楽しいですね! 明日死んだとしても後悔のない生き方をできていると思います。もちろん悩んだり落ち込んだりすることはありますが、そういう感情も全部自分の糧になってくれます。最近考えたんですけど、プロレスラーもセクシー女優も“本能を見せる仕事”なんですよね。普段出せない感情も、リングの上やカメラの前ならむき出しにできる。「今、生きてんなー!」って実感できます。

 

撮影 杉山拓也

〈#3へ続く〉

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