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合計年会費120万・100枚超のクレカを持つ男が選ぶ「誰でもおトクになるクレジットカード5枚」〈“青と黄色のVポイント”はクレカの勢力図を変える?〉

2023/07/02

genre : ライフ, 社会, 経済

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その5:何も考えたくない人に最適!「何でも1%OFF」

●P-oneカード<Standard>

「何でも1%OFF」のP-oneカード<Standard>(公式サイトより)

 年会費無料で1%還元のクレジットカードは多くあるが、P-oneカード<Standard>は請求時1%OFFのカードだ。

 ポイントがたまっても失効する、ポイントの使い方がよくわからない、レジでポイントを使うのが恥ずかしいと思っているような人でも、100円の商品を買えば請求時に1%OFFとなり99円の請求となる。

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 日常の買い物でも、電気やガス、ケータイ料金、税金など、ほとんどの支払いで1%OFFになるため、何も考えたくない人に最適だ。

 おトクを考えるのすら面倒という人であっても、P-oneカード<Standard>で支払ってさえいれば、必ず1%分おトクになる。年間100万円のカード利用があれば1万円分おトクになる計算だ。

自分はどのポイントが使いやすい?知っておきたい「見極め方」

 そもそも、企業を跨いでポイントが貯まる「共通ポイント」として、TSUTAYAの会員証に紐付いたTポイントが誕生したのは、2003年10月のこと。

 その後、2010年3月にローソン系からPontaポイントが登場し、2013年7月にはYahoo!ポイントがTポイントに統合されてソフトバンクグループも加わった。翌2014年10月にオンラインショッピングモールを運営する楽天グループがネットのポイントを実店舗で利用できる楽天ポイントカードを作り、2015年12月にはドコモがdポイントカードをスタートさせた。

 こうして現在の4大共通ポイント(Tポイント、Pontaポイント、楽天ポイント、dポイント)が誕生したが、実は近年はこの4大共通ポイントの中でTポイントだけがひとり負け状態にあった。

 というのも、後発組である楽天ポイントやdポイントは圧倒的なポイント発行数で加盟店への送客を開始し、TポイントやPontaポイントの加盟店を飲み込んでいった。劣勢になったPontaポイントも、2020年5月にauのポイントと統合し、auの資金力で一気に巻き返しを図っている。

 こうした状況の中で、Tポイントには大量のポイントを発行する原資がなかった。頼みの綱のソフトバンクやヤフーが、2022年4月以降、Tポイントの付与を終了し、グループのPayPayポイントを採用したからだ。