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AKB48の“卒業ラッシュ”が止まらない…スキャンダルでも素行不良でもない“異常事態”の背景〈今年だけで24人〉

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 AKB48の“卒業ラッシュ”が止まらない。7月18日に秋葉原のAKB48劇場で行われた公演で吉田華恋(20)が卒業を発表。続く27日には、道枝咲(19)が卒業を発表し、なんと今年に入って24人目の卒業発表となった。メンバーの入れ替わりは大人数アイドルグループの宿命。とは言え現所属メンバーが約80人であることを考えても異常事態であろう。ファンも気が気ではない。「卒業発表多すぎ」「卒業ラッシュいつまで続くの?」などと心配する声も上がっている。

20歳前後のメンバーが次々と卒業

「7月だけでも北澤早紀、多田京加、上見天乃、奥原妃奈子、高橋彩香、佐藤妃星、そして吉田、道枝と8人が卒業発表しています。キャリア10年以上のベテランから加入4年目の若手まで様々ですが、主に20歳前後のメンバーが次々とグループから去ってしまうのです」(AKB48に詳しいアイドル誌グラビア担当)

かつてHKT48に電撃移籍した指原莉乃 ©時事通信社

 この“異常事態”を受けて、「今までにも“卒業ラッシュ”のような時期はありましたが、今回はまたちょっと様相が違います」(同前)と眉をひそめる向きもある。確かに、以前にも不意にメンバーの卒業発表が続いたタイミングがあった。

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「2015年頃に若手メンバーが次々と卒業したことがありました。中には卒業発表から卒業公演までの時間がほとんどないケースもあった。ほとんど前兆もなかったため多くのファンが驚いていました。実は当時、運営から素行の悪いメンバーへの“指導”が行われていたんです。

 著名なメンバーのスキャンダルが相次ぎ、人気絶頂のAKB48にも陰りが見え始めていた頃。ファン離れを食い止めようと、内部調査で異性関係の問題が明らかになった若手メンバーなどがピックアップされていったんです。もちろん自己都合で卒業を選んだ人もいますし、あくまで世間的知名度の低い若手に限るのですが、やむなく卒業となったパターンが多かったようですね」(同前)

 では今年の“卒業ラッシュ”も、スキャンダルの種になるようなメンバーが選ばれた結果なのだろうか?