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「陳情令は僕の理想の形」作詞家・松本隆が明かす“華流ドラマざんまい”の日々

「陳情令は僕の理想の形」作詞家・松本隆が明かす“華流ドラマざんまい”の日々

2023/09/25
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――アクションもできる女優さんなんですよね。

松本 そう。僕は大好き。シン・ジーレイが出てたら自動的に観ちゃう。というか、『狼殿下』は『陳情令』のシャオ・ジャンも出てるし、配役が完璧。私好み。私のために作ってもらったドラマです(笑)。

『狼殿下‐Fate of Love‐』© 2018 New Classics Int’l Media Limited U-NEXT配信中

「ラブ史劇」が楽しくて結構好き

――『狼殿下』は全49話までありますけれども。

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松本 飽きずに観たよ。『慶余年』と『狼殿下』は両方ともちゃんと最後まで観たんだ。あと、『招揺』も。これは『陳情令』と同じ監督のファンタジー時代劇で、ヒロインを演じていたのがバイ・ルー。ソン・イェジンに似てるんだ。

――ああ『愛の不時着』の。ちょっと気が強い感じの女性がお好みですか(笑)。

松本 はい(笑)。これも最後まで楽しかった。ストーリーは忘れたけど(笑)。

――松本さん、「ラブ史劇」が結構好きですよね。

松本 あはははは(笑)。なんかさ、楽しいじゃない、そういうのって。『花の都に虎われて』とかも観たし。

『花の都に虎われて~The Romance of Tiger and Rose~』©Shenzhen Tencent Computer Systems Company Limited U-NEXT配信中

――それって超胸キュンドラマじゃないですか! 現代から異世界へと転生するラブコメ時代劇。『ちゃお』的世界観満載の(笑)。

松本 気づいたら観てました。ただまあ、僕には子供っぽすぎた(笑)。主演のチャオ・ルースーはいま一番人気の女優なんだけど、やっぱり孫にしか見えないよ。NewJeansと同じで。だから途中放棄しちゃったんだけど(笑)。

 でも、僕が思うに、異世界転生ものの発祥は、中国時代劇じゃないかなって。『宮廷女官 若曦』もそう。現代の女性が突然清朝にタイムスリップして後宮の女官になる。大ヒットしたよね。

松本 10世紀頃の遼朝を舞台にした『燕雲台』はティファニー・タンが良かった。華流時代劇のいいところって、女の人が主役のドラマがすごく多いことなんだ。日本の時代劇ってほぼ男でしょ。大河ドラマも。

※ファン・ビンビンのハマリ役だったと語る『武即天』や、松本さんの今の一番の推し、チャン・チェンとニー・ニーの魅力、『陳情令』の二人をKinKi Kidsにたとえたツイートについてなど、全文は『週刊文春WOMAN2023秋号』をご覧ください。

text:Izumi Karashima photograph:Ichisei Hiramatsu

​Takashi Matsumoto

まつもとたかし/1949年東京都生まれ。70年にロックバンド「はっぴいえんど」のドラマー兼作詞家としてデビュー。解散後は専業作詞家に。手がけた曲は2000曲以上におよぶ。11月にはラストアルバム『HAPPY END』の発売50周年を記念して、アナログレコードが発売予定。

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