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「“裸になって”と言われ、下半身をいきなり…」ジャニー喜多川氏の性加害に遭ったフォーリーブス元付き人(64)が実名顔出し告発「20歳で“男優”に」

source : 週刊文春 電子版オリジナル

genre : ニュース, 社会, 政治, メディア, 芸能

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「下半身をいきなり触ってきて…」

「他の付き人と雑魚寝で寝ている中、誰かに『ちょっと来て』と僕だけ起こされた。仕事か何かあるのかなと思って寝ぼけながらアパートの外に付いていったのです。近くのビルに連れて行かれると、『裸になって』と言われました」

 体型をチェックされるのかと思ったミッキー氏は渋々、服を全部脱いだという。

「すると下半身をいきなり触ってきて、今度はしゃぶられたんです。性体験もまだで、びっくりして、『何するんですか、やめてください!』と言って、服を着て飛び出して寮に帰りました。次の日に事務所の人にこんなことがあったと言ったら、『スターになりたいなら我慢しろ』みたいなことを言われて、後でジャニー社長だったとわかりました。こんなところは嫌だと思って、数日後に辞めました」

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若かりし頃のミッキー氏

 その後、再び上京したミッキー氏は歌手の夢を叶えるため、歳を偽りディスコで働きながら、新宿にあった日本テレビ音楽学院に通った。「スター誕生!」(日本テレビ系)「君こそスターだ!」(フジテレビ系)といったオーディション番組を受けるが、歌手の道は拓けなかった。転機は新宿二丁目のショーパブで働いていた時。代役で宗教団体のイメージビデオに出演することになり、アダムとイブのアダム役を務めたのが最初の裸の仕事だった。20歳のときにセクシー男優となり、今に至っている。

「村西とおる監督のダイヤモンド映像の専属俳優だったときには、監督から、『今、クスリ漬けの公ちゃん(北公次)を預かっているんだ』と聞いていました。のちに野村義男さんの奥さんとなる専属女優の野坂なつみとは仕事で相手役を務めたこともあります。ジャニーズとは奇妙な縁ですよね」

ミッキー柳井氏 ©文藝春秋

 AV男優として確固たるキャリアを築いた今でも、ミッキー氏の頭をよぎる考えがあるという。

「ジャニーさんによる被害の話を聞くと、“男版大奥”ですよね。辞めて正解だったのか、それとも、あのとき寵愛を受けていたらデビューできたのか、そんなことを今でも考える時が正直あります」

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