昭和34年(1959年)創刊の総合週刊誌「週刊文春」の紹介サイトです。最新号やバックナンバーから、いくつか記事を掲載していきます。各号の目次や定期購読のご案内も掲載しています。

松井玲奈が直木賞作家・島本理生と語る『ファーストラブ』

直木賞受賞記念対談・読書の魅力を教えてくれた

『ファーストラヴ』直木賞受賞記念対談

島本作品の熱烈な愛読者だという松井さん。

お互いの第1印象、演技と執筆の違い、そして島本作品で知った男女の機微、怖さとは。

©石川啓次/文藝春秋

松井 島本さん、直木賞受賞おめでとうございます。

島本 ありがとうございます。

松井 ずっと島本さんの作品のファンで、好きだと言い続けてきたので、とても嬉しいです。

島本 松井玲奈さんが私の作品を読んでくださっているらしいと噂で聞いて喜んでいたら、編集者の方が引き合わせてくれて。それで初めてお会いして、その後も、一緒に食事に行ったりしましたね。

松井 小説家さんに会うのも初めてなので、どういう方なのかなとドキドキして。島本さんは、お会いしてみると、何て言ったらいいんだろう……静かなんですけど、芯のある方だなと思いました。あと、アクティヴだなって。初めてお会いした日が、ちょうど取材帰りだったんですよね。

島本 小説の舞台になる離島に行って帰ってきたばかりで、旅帰りにそのままお食事の場所に直行したんです。松井さんに初めてお会いした時は、本当にミーハーなんですけど「うわっ、本物だ!」って思いました(笑)。「よく1人で電車に乗るんです」とおっしゃって、その日も涼やかに、1人で帰っていかれたのが印象的で。松井さん、意外と自由な雰囲気の方なんだな、と感じました。