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高くても買いたい

〈写真多数〉約10万円の“キーボード”100台が即完売! マニアが明かす“自作キーボード”の奥深すぎる世界

〈写真多数〉約10万円の“キーボード”100台が即完売! マニアが明かす“自作キーボード”の奥深すぎる世界

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HelixPico 1万6000円/2018年

HelixPico 1万6000円/2018年

 国内の左右分離型キーボードの先駆けと言えるのが、キーボード専門店「遊舎工房」のファクトリーヘッドが設計したHelixです。それの薄型小型版がこのHelixPicoになります。

 HelixPicoは直交配列や格子配列と呼ばれる、すべてのキースイッチが直線状に並ぶように配置されたキーボードです。小型薄型のキースイッチを採用することでキー数以上にコンパクトで、さらにキースイッチがキーボード本体を完全に覆っているためよりコンパクトさが際立って感じられます。

Ergo42 3万3000円/2018年

Ergo42 3万3000円/2018年

 Helixに引き続き、国内で2番目に販売が行われた左右分離型キーボードが、筆者が設計したErgo42です。

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 左右分離型のメリットを活かした直交配列を採用しており自然な姿勢で打鍵できる他、行方向のズレがないため誤打鍵しづらい、比較的豊富なキー数がある等、筆者の希望を詰め込んだキーボードになっています。

自作キーボードの奥深さは……

 今回は筆者の所有する自作キーボードを解説することで、自作キーボードの奥深い世界の入り口を紹介しました。

 しかしこれらは自作キーボードのごく一部。リモート会議で便利なミュートやカメラ切り替えをワンボタンでできる小型のマクロパッドや、マウスカーソルを操作できるトラックボール付きのキーボード、中古市場で販売価格の倍以上で取引される伝説のキーボードなど、自作キーボードの世界はまだまだ広がっています。

 こういった自作キーボード、及びパーツはネット通販サイトなどで見つけることができます。以前は海外通販を利用する必要がありましたが、国内でも入手可能なサイトがいくつかあります。遊舎工房というお店は東京の末広町に実店舗もあるため、気になるキーボードに実際に触れて選ぶことも可能です。

 奥深さと幅広さを兼ね備えた自作キーボードの世界にぜひ足を踏み入れてみませんか?

※キーボードの価格は写真に含まれるパーツの合計金額、年は発売時のもの
※算出に使用する価格は購入時の日本円、米ドルの場合は現在の日本円に換算したものを使用

〈写真多数〉約10万円の“キーボード”100台が即完売! マニアが明かす“自作キーボード”の奥深すぎる世界

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