Ermenegildo Zegna
最高級の素材と着心地、そして機能性
伝統と革新が同居するデザイン
もともと生地メーカーとしてイタリアで創業した〈エルメネジルド ゼニア〉。創業は1910年。1世紀以上にわたって世界中に高品質な生地を提供し続ける由緒正しき老舗である。ブランドのポリシーは「最高の素材は優れたデザインを、最高のデザインは優れた素材を求める」。まさに、である。これは服飾に限らず、食や住など、どんな分野にも通じる一つの真理ではないだろうか。真似することのできない超高品質な生地があるからこそ、それに伴うハイクオリティなデザインが実現する。それが〈エルメネジルド ゼニア〉が誇るコアコンピタンスなのである。
さて、そんな歴史ある同ブランドだが、決して伝統にあぐらをかくことはない。新しい機能を備えた生地や、それを駆使したウエアの開発に非常に積極的。現代のライフスタイルにマッチする革新的なアイテムを多く打ち出している。素材、デザイン、そして機能が三位一体となったジャケットにはファンが多く、新商品を待つリピーターが後を絶たない。
“ネイビーのジャケット”はある種すでに完成された世界だ。その限定的な世界の中で差をつけるためには素材にこだわることが一番の近道。そこに機能性という付加価値が加われば、それに勝るものはない。
着心地、クラス感、機能性。どこに主眼を置くかで着地点は変わる。
限られた世界のように見えるネイビージャケットだが、スタイルや用途など、何を基準に選ぶかで見方は大きく変わる。 自分が求めるものは何か。その先に理想の一着が見つかるはず。
BOGLIOLI
軽やかな着心地はまるでカーディガンのよう
Paul Stuart
素材にこだわり抜いた“格上の定番”
Brooks Brothers
進化したトラディショナル
Mackintosh philosophy
他を圧倒する機能性とコストパフォーマンス
Photograph: Fumito Shibasaki(donna), Styling: Masaki Saruwatari Design: Shiraishi Design Office, Text:Jun Namekata(The VOICE)