正解は……
正解は「かまいたち」さんです。実力派として知られるコンビで、決勝で見せたコントはまさに圧巻でしたね!
でも、このクイズ、どこかおかしくないですか? そう、普通だったら「優勝はかまいたちですが、2位はどのコンビ?」となるのが基本のクイズの構成です。簡単なフリから入って、少し難しいほうを聞く。しかし、昨年の番組を見た私は、こう作るのが面白いのではないかなと思ったのです。
それは「にゃんこスターさんの方が印象に残ったと言われているから」。かまいたちさんご本人も自虐ネタにしているように、準優勝だったにゃんこスターさんたちの残したインパクトは大きく、「あれ? 結局優勝は誰だったっけ?」なんて思う人もいるかも……と思うほど。リズムネタのテンポの良さ、笑いの原点とも言える裏切りと顔芸、アンゴラ村長さんのそこはかとなく漂うキュートさなど、私もすっかり虜になってしまい、数日の間はネタで使われた大塚愛さんの『さくらんぼ』が脳内リピートされる日々でした。
「2位じゃダメなんでしょうか?」といえば……
「2位じゃダメなんでしょうか?」という言葉が話題となったのは2009年。事業仕分けにおけるスパコン開発に対して、蓮舫議員が述べたセリフです。
たしかに、1位でないとダメな世界というのは、この世にたくさんあると思います。しかし、昨年のにゃんこスターさんの例を見ると、蓮舫議員の言っていたこともあながち間違っていないのでは? と思えてきます。実際に2位からブレイクした例としては『M-1グランプリ』の「南海キャンディーズ」や「オードリー」が挙げられるでしょう。彼らは歴代優勝者に優るとも劣らない人気ぶりで、日々お茶の間を賑わせています。
そう、2位は「優勝者に最も近い実力を持っていた」「ある一面では優勝者に優っていた」ポジションでもあるのです。そう考えると「2位」という存在が、急に面白く思えてきました。
「知られざる2位たち」について、問題
と、ここまで熱い2位推しを展開してきた私ですが、現実として、1位の知名度には敵わないマイナーな2位が多いということも認めざるを得ない事実です。
ということで、最後に、私が是非知っておいて欲しい「知られざる2位たち」をクイズでご紹介したいと思います。
Q1.日本一高い山は富士山ですが、2番目に高い山は何でしょう?
Q2.お米の生産量、1位の都道府県は新潟県ですが、2位の都道府県はどこでしょう?
Q3.世界一人口が多い国は中国ですが、2番目に多い国はどこでしょう?