1877年にアメリカ・ウィスコンシン州で創業したハートマンは、耐久性と実用性、そして品格を兼ね備えたラゲッジブランドとして発展し、歴代の米国大統領やハリウッド俳優など、数多くのエグゼクティブやトラベラーに愛用されてきた名門。そんなアメリカの老舗バッグブランドのハートマンが長年培ってきた哲学を、現代の都市生活に最適化したモデルがHARTMANN INTENSITY(ハートマン インテンシティ)である。

 クラシックな佇まいに惹かれつつ、実際に使うとその合理性とタフさに驚かされる。1980年代にアメリカで発売されたビジネスバッグをベースにしながら、今のワークスタイルへアップデートされたシリーズは、単なる復刻にとどまらない“進化した名品”。そこで今、数あるバッグの中からなぜハートマン インテンシティを選ぶべきなのか。その理由を紐解いていく。

Photographs : Shoichi Muramoto(BYTHEWAY)
Editorial : Kunihiko Kaneko

ラインナップは、バックパックS/M、オーバーナイターバックパック、トートM、ブリーフケースMの全5型。
通勤主体のミニマル派から、出張対応のヘビーユーザーまで、現代の多様な働き方に応える布陣となっている。
写真左から、オーバーナイターバックパック W30.5×H43.5×D16(20.5)㎝ 約24(30) L ¥74,800/バックパックM EXP W30×H42.5×D15.5(20.5)㎝ 約18(21) L ¥62,700/バックパックS EXP W29×H41×D13(18)㎝ 約15(17)L ¥55,000/トートM EXP W43×H32×D16(21)㎝ 約19(22) L ¥66,000/ブリーフケースM EXP W40×H29×D14.5(19)㎝ 約19(25) L ¥71,500

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“質実剛健”―――この言葉ほどハートマン インテンシティに似合う表現はないだろう。創業以来、実用性と耐久性を最優先にモノづくりを続けてきたDNAは、本作にも明確に息づいている。ベースとなったのは1980年代のアメリカで実際に支持を集めたビジネスバッグ「INTENSITY BELTING(インテンシティベルティング)」。当時の無骨でタフな空気感を残しつつ、現代のビジネスパーソンのニーズに合わせて機能面を再設計しているのが最大のポイントだ。見た目はあくまでクラシック。しかし中身は驚くほどモダン。このギャップこそが“選ばれる理由”である。

歴史に裏打ちされた技術力と今のニーズに応える機能が融合

 メインファブリックには1680デニールのバリスティックナイロンを採用。ミリタリースペック由来の高密度ナイロンは引き裂きや摩耗に強く、日常使いはもちろんハードな出張シーンでも安心感が段違いだ。またハンドル部分などはイタリアンレザーを組み合わせることで、タフネスに上質な表情をプラス。無骨さの中に確かな優美性を宿す、ハートマンらしいマテリアルワークに仕上がっている。さらに重厚感のある見た目に反して全型の重量は約1kg台前半と、デバイスなど持ち歩くものが多い現代のビジネスマンがバッグを選択するうえでもっとも重要なポイントである『軽量性』もしっかり兼備。

ハートマン インテンシティ バックパックM エキスパンダブル 
W30×H42.5×D15.5(20.5)cm 約1.2kg 約18(21)L ¥62,700

ハートマン インテンシティ
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使い勝手をとことん追求した、現代にマッチする機能が凝縮

 特筆すべきは、その使い勝手の良さ。無駄な装飾を削ぎ落とした設計は、日々の通勤から出張までスムーズに対応。さらに高い耐久性を備え、ラフに扱ってもへこたれないタフネスは、まさにアメリカンブランドらしい骨太さを感じさせる。それでいてハートマンらしい優美性もしっかりキープ。無骨一辺倒では終わらない絶妙なバランス感覚が、このバッグを“エクセレンス”の領域へと押し上げている。

用途に合わせて容量を自在に調整可能

 荷物の量に応じてマチ幅を拡張できるエキスパンダブル機能を全型に搭載。普段はスマートに、荷物が増えた際にはしっかり収納と、シーンに応じて表情を変える柔軟性が魅力だ。見た目の端正さを損なわずに容量を確保できる点は、現代的アップデートの象徴といえる。

考え抜かれたポケットと配置

ハートマン インテンシティ
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 内部レイアウトは、実用主義を貫いてきたハートマンの真骨頂。バックパックM EXPのメイン収納部にはガジェットや小物類まで直感的に整理できるポケット配置。また背面には15.6インチ相当のPCを収納できる独立した荷室を設けるなど非常に合理的だ。必要なものへ素早くアクセスでき、移動の多いビジネスシーンでもストレスを感じさせない。クラシックな外観からは想像できないほど、現代仕様に磨き込まれている。

ストレスフリーな背負い心地

 背面設計とショルダーストラップは、長時間の使用を前提に最適化。身体に自然とフィットし、荷重を分散する設計により、重さを感じにくい快適な背負い心地を実現している。見た目の無骨さとは裏腹に、実際の使用感は驚くほどスマート。この“使ってわかる完成度”も大きな魅力だ。

 クラシックな顔立ち、アメリカ老舗の信頼感、そして現代的な機能美―――。

 ハートマン インテンシティは単なる復刻モデルではなく、ハートマンの歴史と思想を今の時代へと橋渡しする存在だ。数多のビジネスバッグが並ぶ中で、あえてこれを選ぶ理由は明確。無骨でタフ、それでいて優美性を失わない――そんな本物志向のバッグを求めるなら、極めて有力な選択肢となるはずだ。

サムソナイト
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