2021年に芸能活動を休止し、カナダ・バンクーバーへ単身留学。今も自らのペースを崩すことなく過ごす光浦靖子さんは50歳を過ぎた今、体の変調を感じるようになったと言います。そんな時、頼りになるのは…。

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健康に気を使うバンクーバーの人々

 現在、私はカナダに住んでおります。相変わらず英語は半分も聞き取れていませんが、楽しく生きております。

撮影 榎本麻美/文藝春秋

 バンクーバーは春になりました。半年続いた冷たい雨の季節が終わり、陽の光を浴びようと人々は街に繰り出します。多少寒かろうがカフェは屋外の席から埋まります。バンクーバーは都会なのに街中に緑が多く、遠くに山が見え、空は青く大きく、東京のように人にぶつからないように細心の注意を払うことも、ぶつかりおじさんに怯えることもありません。

 とにかくジョギングする人、サイクリングする人、散歩する人が多い。健康志向の人が多いです。人々のファッションも健康的というか、女性はヨガウエアでも平気で外出します。バンクーバーではレギンスは下着に分類されません。初めは「お、お尻の形丸わかりで、だ、大丈夫なのか?」とビビりましたが、今では慣れました。

 人々が健康に気を使うのは、陽を浴びられる日数が少ないことと、もひとつ、医療が関係しているのかな、なんて感じます。

 カナダでは医療費は基本タダになります(PGWPという労働ビザをゲットした私もです)。素晴らしいでしょ? でもその分税金は高いですし、日本のようにすぐに内科だ、外科だ、皮膚科だ、と専門医に診てもらうことはできません。まずはホームドクターのところに行き診察してもらい、紹介状を書いてもらい予約して、やっと専門医に診てもらえます。そのホームドクターを見つけるのも難しく、州政府のやってるプラットフォームに申し込み、私の場合はマッチングするのに1年半ほどかかりました。

 ではホームドクターがいない人はどうするのかというと、ウォークインクリニックというところに行きます。そこは誰でも診てもらえます。今はどうだかわかりませんが、私が最初で最後にウォークインクリニックに行ったのは2022年の頃で、その頃はまだコロナによる医療崩壊が尾を引いており予約せねば診てもらえず、予約が取れたとて、治るか命取りになってるよ、というくらい先でした。

撮影 榎本麻美/文藝春秋

 突然、体中に蕁麻疹がボコボコッと現れ、それが痒くて熱くて、何より原因が見当たらないのが怖くて、友人の「直接行けば診てもらえることがあるよ」という助言に従い、直接クリニックに行ってみました。そしたら、すんーごく冷たく追い払われました。その頃日本の常識しか持っていなかった私は、そのナースの対応にびっくりこき、蕁麻疹がボコボコッと増えたもんでした。

エマージェンシーには“元気な時にしか行けない”

 他にはエマージェンシー、緊急病院があります。緊急の時に診てもらうわけですが、「エマージェンシーには元気な時にしか行けない」という皮肉があるほど待たされるそうです。カレッジのクラスメイトが夜中に転んで顎をぱっくり割ってしまいエマージェンシーに行ったのですが、治療してもらうまでに8時間待ったそうです。

 エマージェンシーは死にそうな人から優先して診るので、桃から生まれた桃太郎程度の顎の割れ具合では後回しになるのです。が、極たまに「私、最近行ったんですけどぉ」と、怪我もなし、顔艶も良し、絶対に大したことなかっただろうにと想像できる人が「すぐに診てもらえましたよ」なんてこともあります。うーん…なんででしょう。腹が立つのは。

 このように医者にかかることが少々面倒だからなのか、私の周りもあまり医者には行きません。風邪やコロナ、腹痛、嘔吐くらいなら寝て治せで、寝ても長いこと治らなかった時に、最後の手段で医者に行く感じです。人によっては薬も飲みません。ケミカルなものを嫌う人も多いです。とにかく運動する。体に良いものを食べる。医者いらずな体を作っておかないと、という危機感があるのかもしれません。そのせいか、肥満率の高い北米で、ここバンクーバーは肥満率がとても低いです。

体の調子がイマイチで…

 そしてこの私も、バンクーバーの人たちに感化され、すごく歩くようになりました。車がない、という理由もありますが、1日2時間は歩きます。週に1回はウォーキングクラブの皆と2、3時間は散歩します。筋肉もついてきました。よく笑うようになりました。

 とまあ、私の心身ともに健康なカナダ暮らしをお送りしたかったのですが…正直、最近、体の調子がイマイチと言いますか…もしやこれが噂の、歳のせい? 朝起きるといつもどこかが痛いんです。そして疲れてるんです。痛いのは首だったり、腰だったり、背中だったり。元々寝相が良すぎて寝返りを打てないのですが、最近は「凝り」という生優しい言葉を通り越し、立派な「痛み」になりました。

 私のモーニングルーティーンは、小鳥の囀りを「いた、いたたたたたたたたた」という声で掻き消すことから始まります。能の舞のようにそろり、そろりと起き上がります。覚えていないだけで悪夢でも見て食いしばっていたのか、歯や顎が痛い時もあります。その時は「あぐ、あぐぐぐぐぐぐぐぐぐ」という声に変わります。

 こないだもカフェのバイトで冷蔵庫を3つ、隅から隅まで張り切って掃除したら、その夜から膝の痛みで眠れなくなりました。まともに歩けない状態が1週間続きました。

 食後すごくオナラが出ます。歩きながらブッブ、ブッブ、オナラをこいています。椅子から立ち上がる時ブッと出たりします。そしてこういうことを公にしても恥ずかしいと思わなくなりました。これは歳のせいでしょう。

 体の不調は全て「歳のせい」なんでしょうか。今までなかった、でも大袈裟に騒ぎ立てるほどでもない体の不具合が次から次へとデビューし、レギュラー化します。ひな壇の若手が多すぎるバラエティ番組のような、わちゃわちゃ状態です。最近はよく風邪もひくし、下痢もするし、胃ももたれるし、目も喉もカリカリだし、とにかく疲れてるし、まるで東京にいた頃に逆戻りです。どうしたヤスコ。

漠然とした悩みにいいのは“アミノ酸”

 この私の漠然とした悩みにアミノ酸がいいらしい、と聞きました。へぇぇ。アミノ酸は筋肉を修復するから疲れがとれるらしい。寝入りがよくなったり、眠りが深くなるらしい。全ては「らしい」。だって体は千差万別、人に効いても私には効かないことも、またその逆もあるしね。

 アミノ酸は昔飲んだことがあります。「めちゃ×2イケてるッ!」の女子プロレスの時です。あれは本当に大変な仕事でした。私がプロレスファンで、だからディレクターが作ってくれた企画で、嬉しかったんです。女子プロレスラーになる夢が叶ったって。でもプロレスを一度も見たことないグラビアアイドルたちと、たった2、3回の練習でプロレス1試合するって。無茶苦茶です。しかも私も含め、運動してる人はおらず、全員ノー筋肉、非力です。私たちが技にもたつく度にスタッフがため息をつきます。ふざけんなバカヤロー、テメェがやってみろコノヤロー!(マイクパフォーマンス風)

 普段使ったことのない筋肉を使います。だって普通に暮らしてたら人に飛び蹴りしたり、人を持ち上げてぶん投げたり、人の股の間に頭を突っ込んでクルンと回らないでしょう? 練習の最中からみるみる筋肉痛になってゆき、夜には体の全ての部位が痛くて動かせなくなります。掌も、頭皮までもが筋肉痛になります。マジで。頭皮にも筋肉があるからコロッケさんはあんなに動かせるんだぁ、妙に納得したものです。

プロレス練習後の身体を回復してくれた「アミノ酸飲みな」

 練習時間は少なく、次の練習までには体を動かせるようにしないといけません。ストレッチ、マッサージじゃ足りない。その時、トレーナーに聞いたのでした。「アミノ酸を飲みな」と。どうやら筋肉を回復してくれるようです。すがるようにがぶ飲みしました。で、、、あの筋肉痛が楽になったんですよ。す、す、すごくね? それ以来、アミノ酸が私のプロレスのお守りになりました。

 しかし、初めてのプロレスは20代の頃。体もまだ素直だったんですかね。打てば響くって感じで。それから30代となり、ん? 思ったより回復しないぞ、に変わり、最後のプロレスをしたのは40代後半でした。ん? 私、飲んだよね? 飲んだけど。ん? もう一回確認するけど飲んだよね? てな具合になりました。

 久々のアミノ酸。54歳の私の疲れに効くのだろうか?

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