その文書に刻まれていたのは、首相が追い込まれていく様子だった。与党過半数割れで国民民主党に主導権を奪われる政策協議、人材不足で元アイドルを起用するほかない政務官人事。苦境の連続に拍車をかけていたのは――。<#1から読む>
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政治部デスクが話す。
「今井氏や生稲氏らに頼るところに、石破氏の苦衷が現れている。政権発足約1カ月で、かなり追い込まれているのでしょう」
そして、それを裏付けるのが〈石破総理のASEAN関連首脳会議出席 リエゾン気づきの点〉と題された公文書。10月10日から11日に行われた東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議で、リエゾン(随行員)が気づいた点を取りまとめたものだ。ラオスの首都ビエンチャンで開催され、石破氏にとっては首相就任後、初の外遊だった。
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source : 週刊文春 2024年11月28日号