元タレントの中居正広氏による元フジテレビ女性アナウンサーに対する性暴力。フジなどが設置した第三者委員会が公表した報告書については、これでもかというほど報じられたから、いまさら言うことは何もない。

 しかし一連の流れの中で起きた週刊文春の訂正問題についてはスルーするわけにいかないと思っている。トラブルが起きた日に女性アナウンサーを誘ったのはフジの編成幹部ではなく、中居氏自身だったという話のことだ。

 1月28日に文春が電子版で訂正をするとメディアは大騒ぎした。TBSは文藝春秋の本社前に陣取り、会社から出てきた社員にインタビューするほどの熱の入れよう。新聞で特に鬼の首でも取ったかのように報じたのは、フジと同じグループの産経だ。

 1月31日付の社説にはこうある。「『訂正』が会見前に周知されていれば、その様相は全く異なったはずだ。/週刊文春の一連の対応は『雑誌編集倫理綱領』が求める姿勢に反するものだ」。記事は肝心なところが間違っており、早期に改めていれば事態は変わったと噛みついた。

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source : 週刊文春 2025年4月17日号