「娘を奪われた上にさらに馬鹿にされたような気持ちです。加害者は命の重さを理解していない」
大好きだったキャラクターやお菓子に囲まれた愛娘の祭壇の横で憤りを露わにする遺族。浜松市内で幼い命が奪われた事故から、もうすぐ2カ月が経とうとしている。
今年3月24日、午後4時35分頃に事故は起きた。静岡県浜松市内で自転車に乗った小学生4人の列に後ろから軽トラックが突っ込んだ。小学2年生の石川琴陽さん(享年8)が死亡。姉(10)も頭蓋骨を折るなど重傷、姉の2人の友人も軽傷を負った。

「軽トラックを運転していた古橋昭彦容疑者(当時78)が自動車運転処罰法違反の過失傷害で逮捕され、その後、過失致死傷に切り替えて地検に送致された。4月14日、処分保留で釈放され、在宅での捜査が進んでいます」(地元紙記者)
「週刊文春」は琴陽さんの父親の慟哭手記を掲載。手記では亡き娘との思い出や、加害者への怒り、そしていまだ謝罪がないことへの鬱憤が綴られた。
そんな石川さん宅に訪問者が現れたのは5月4日、時計の針が19時を指す少し前。自宅で地元局の取材を受けていたときだった。インターフォンに出ると、見知らぬ3人の男が立っていた。
初回登録は初月300円で
この続きが読めます。
有料会員になると、
全ての記事が読み放題
-
月額プラン
1カ月更新
2,200円/月
初回登録は初月300円
-
年額プラン
22,000円一括払い・1年更新
1,833円/月
-
3年プラン
59,400円一括払い、3年更新
1,650円/月
既に有料会員の方はログインして続きを読む
※オンライン書店「Fujisan.co.jp」限定で「電子版+雑誌プラン」がございます。ご希望の方はこちらからお申し込みください。

source : 週刊文春 電子版オリジナル