罰金刑で上告中の大統領夫人韓国の“新女帝”になるのか

　6月3日、韓国で尹錫悦前大統領の罷免に伴う大統領選挙が行われた。革新系「共に民主党」の李(イ)在(ジエ)明(ミヨン)氏（61）が事前の予想通りに勝利した。

　そんな李氏と共に翌4日午前、ソウルの汝矣島(ヨイド)で市民の前に現れたのが妻の金(キム)恵景(ヘギヨン)氏（58）である。

　金氏は選挙戦中もなるべく公開のイベントには出ず「宗教団体を中心に回り、夫への支持を訴えていた」（李氏陣営関係者）という。

　韓国では、ファーストレディが“女帝”として君臨し夫の足を引っ張る事例が続いてきた。文在寅氏の妻は公式の場で文氏より先に歩いたり、外遊中に文氏が寝たあとも「私に夜食を用意しなさい」と命じたりとわがまま放題だったことが批判された。尹前大統領の妻はブランドバッグ不正入手や株価操作など様々な事件で現在も追及を受けており、「夫と一緒に監獄に行くのは間違いない」（閣僚経験者）とされる。

　良くも悪くも大きな話題となる大統領夫人。金氏とはどのような人物なのか。

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