「今働いている社員のためにも、誰かが言わないといけないと思い、訴訟を決意しました」
そう語るのは、大手外食チェーン「串カツ田中」元社員のA氏である。
大阪のB級グルメを全国区に押し上げた「串カツブーム」の火付け役に、何が起きているのか。
全国に330店舗(2025年3月31日時点)を展開する大手外食チェーン「串カツ田中」。2008年に東京・世田谷に第一号店を開いて以降、串カツ業界を牽引してきた。

「運営する串カツ田中ホールディングスは、2019年に東証一部(現プライム市場)に上場。2024年11月期の決算では、連結売上高が168億6000万円(前期比19.8%増)、経常利益が8億5000万円(同1.6%増)となり、コロナ禍からのV字回復を果たしています。近年は海外進出にも力を入れており、アメリカオレゴン州・ポートランドに高級カツサンド店『TANAKA』もオープンしました」(経済誌記者)
しかし、華々しい業績拡大の裏側で、元社員からの訴訟という深刻な事態が起こっていた。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル