東京国税局に約4億円の申告漏れを指摘されていたことが、7月9日に読売新聞によってスクープされた前澤友作氏。問題視されたのは、前澤氏の個人資産管理会社「グーニーズ」の社債発行に伴う利子を、前澤氏が養育義務を持つ子どもたちの母親にあたる女性へ寄付するスキームだ。不当に税負担を軽減する目的であると当局に判断された格好だが、「週刊文春」が前澤氏側に取材すると税理士チーム、個人資産管理会社、前澤氏本人から回答が寄せられた。回答全文を公開する。
「週刊文春」の質問3点
週刊文春は「グーニーズ」と前澤氏に対して、3つの質問を行った。
①寄付を受け取った女性が贈与の事実を仮装していたと認定された場合、行政罰の重加算税のほか、脱税として刑事罰に問われる可能性もあるが、それについての見解を聞かせてほしい。
②租税回避術ともいえる今回のスキームの提案を、前澤氏から税理士に求めたのか。
③2020年にもプライベートジェットの私的利用などをめぐって約5億円の申告漏れを指摘されているが、今般の申告漏れを指摘された「税理士チーム」と当時の「税理士チーム」は同様のメンバーか。申告漏れを繰り返した原因についてどう分析しているか。
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source : 週刊文春 電子版オリジナル
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