新聞記者の教育では「誤報は許されない」と叩き込まれるが、それでも誤報は起きるもの。問題はその後の対応だ。
毎日と読売が23日に石破首相の退陣を報じた。朝日24日付朝刊によると、報道を知った首相は周囲に「辞めるなんてことはどこにも言っていない。誤報だ」と苛立ちを見せたらしい。
とりわけ読売の勇み足は前代未聞だろう。「石破首相 退陣へ」「参院選大敗 引責」という見出しの号外を出し、本文で「月内にも退陣を表明する方向で調整する」と書いた。号外が誤報になるとすれば、近年聞いたことがないケースだ。かなり珍しいことであるのは間違いなく、この号外はメルカリに出品され、しっかり買い手が付いている。
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source : 週刊文春 2025年8月7日号






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