世を震撼させたオウム真理教の凶悪事件から30年。いま明らかになるのは、教祖の息子が後継者を名乗る衝撃の事実だ。教団の“広報役”だった男に直撃を試みると、「いいでしょう」と、聞き憶えのある声色で語り出した。
世紀末の日本を恐怖に陥れたカルト教団を巡って今夏、衝撃的な情報が飛び交った。1995年3月の地下鉄サリン事件から30年余りが過ぎた今年7月22日、公安調査庁が次のように認定したのだ。
オウム真理教の教祖・麻原彰晃こと松本智津夫元死刑囚(2018年に刑執行)の次男(31)が二代目“グル”(宗教指導者)を自称している。そして、後継団体「アレフ」の主導者になっている――。

謎に包まれる新教祖の存在。分派を含め今も1000人以上を抱えるという教団で何が起きているのか。
その内情を知るオウム元最高幹部、現在「ひかりの輪」代表の上祐史浩氏(62)が「週刊文春」の取材に応じた。上祐氏はこう切り出す。
「彼は幼少期から、教団内で“グル”として位置付けられ、信者の前に公に出ていました。内向的で、宗教に向いている」
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source : 週刊文春 2025年8月7日号






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