世間がお盆休みでにぎわう8月14日午前。北海道知床半島にある羅臼岳(1661m)には大勢の登山客が詰めかけ、世界自然遺産の雄大な景色を堪能していた。その最中である。
「助けて!」
突如、登山道に悲鳴が響き渡った。声の主は、友人と2人で登山に来ていた東京都在住の会社員、曽田圭亮さん(26)。200mほど後ろを歩いていた友人が駆け付けると、1頭のヒグマが曽田さんを襲っていた。曽田さんは下半身から大量に出血しており、友人は素手でクマを叩いて助けようとしたが、クマは動じず、そのまま登山道脇の茂みの中へと曽田さんを引きずっていってしまった。
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source : 週刊文春 2025年8月28日号






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