ラブホテル密会騒動に収束の気配はない。市役所には数千件の意見が殺到するも、女性市長は「男女関係はありません」と繰り返す。そこで盟友市議が口を開いた。「この騒動には裏がある」。市長の身辺に飛び交う情報を追った。
▶︎市長が嵌った「危ないお祭りコミュニティ」
▶︎ヒッピー風恋人の爆弾証言「警察が来た」
▶︎「彼女はストーカーに悩んでいた」の情報戦
――週刊文春です。
「……」
――あの、市長!
「……」
夜のとばりが下りた前橋市役所前。前髪を目のちかくまでおろしたボブヘアーに暗色ジャケット、ロングスカート姿の女性は、記者の問いかけに視線を外す。かたく唇を結んだまま、すたすたと歩いてワゴンに乗りこんだ。
その4日後の10月6日、彼女は定例記者会見で地元記者クラブに向けてこう語っていた。
「いろいろな声を受け止めるというか、かみしめながら、反省を含めて、考える時間をいただきたいと思っております」
前橋市の小川晶市長(42)だ。いまや市議会から「進退」を問われる立場だが、この会見でも、身の振り方を明言することはなかった。
9月24日に「NEWSポストセブン」が報じた小川市長と部下の「ラブホテル密会」。相手との合流に公用車を使用、大雨情報が出る中でもラブホ滞在など詳細が発覚すると騒動はふくらみ、市役所に数千件の意見や問い合わせが届いている。大手紙記者が言う。
「市長は10回以上のラブホ通いを認める一方で、『男女関係はありません』とずっと主張しています。ラブホはあくまで『相談』の場所だったとの説明を繰り返し、収束は見通せません」

「週刊文春」は前号で「乱倫すぎる私生活」と題し、密会を暴いた“奥さま探偵団”、相手の秘書課長(当時)の人柄に加え、彼女の過剰なスキンシップや、後援会長やヒッピー風恋人など複数の男性との関係が囁かれている実態を報じた。
だが――。
今回、取材班は彼女の周辺者たちが口々にこぼす、もう1つの物語に直面した。この騒動は「異常」であり、「裏がある」。そう唱える人々が現れたのだ。
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source : 週刊文春 2025年10月16日号
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